個人事業主の基本戦略とは何か

個人事業主として生きていくための7つの基本戦略

 

『もはや会社に雇われて生涯安泰の社会は終わった。
いまや、会社の力に頼らずに、個人が自分自身の力で稼いでいく時代になった。
個人サバイバル時代なのである。』

私が20代の時に、ビジネス書を読んでいてであった一言です。
当時の私は、「こりゃ、えらい時代になってきたもんだなぁ」という危機感を感じるとともに、
「とはいえ、そんなのはビジネスの最先端の現場での話でしょ?まだまだ実感ないなぁ。
特に、医療や介護の現場では、そんな風潮すら感じないよね〜。」
とも思って、侮っていました。

時は流れ、私は結婚をし、2人の子どものパパになりました。
約5年の月日の中で、ジャニーズ系イケメンだった私も、すっかりその面影がなくなり
中年太りを気にするおっさんになりました。

今の私が、冒頭の個人サバイバルの文章を読んだら、こう言います。

『今更何言っているの?そんな当たり前なこと言ってないで、頭使ってさっさと稼ぐタネを育てようよ!』

そうです、たった5年で時代は大きく変わったのです。
私自身、思っていたよりも、かなり早いスピードと展開で個人サバイバル時代を痛感しています。
それと当時に、この時代を生き抜くために個人事業主として稼ぐスキルを身に付ける重要性をひしひしと日々感じています。

『個人が会社に頼らず、自分の力で稼ぐ』時代。それは、社会の分岐点だと感じています。
自分の望むライフスタイルとそれを可能にする経済的豊かさを手にする人生と
自分の自由や人生をお金で切り売りして、不自由さの代償として生きる権利を手にする人生と
『あなたはどちらの選択肢を選びたいですか?』と時代があなたに問うているのです。

自分の力だけでお金を稼ぐことが出来ない人は、だれかの支配のもとに生きることになります。
自分の力でお金を稼ぐスキルを身に付けた人は、自分で自分のことを支配する生き方ができます。

そこで、今回は、『個人事業主として生きていく』と決めたらなら、
どんな戦略や手順に則って行動していけばいいのかというフレームワークをご紹介します。

たとえあなたが、「私はまだ個人事業主として生きていく覚悟なんてなし、その必要性も感じないわ」
と思われたのなら、このページは飛ばして頂いても大丈夫です!

今後、私が5年間の中で感じた以上のスピード感で時代はあなたに、
個人サバイバルを「する」か「しない」かの選択を迫ってくると考えます。
あなたが必要性を感じる時にまで、私はここでお待ちしてますので、
その時にこのページを参考にして頂ければいいと思います。

個人事業主の基本戦略1:専門分野をマスターする

個人事業主としての基本的な稼ぎ方は、
あなたが『お客様に提供できるコンテンツを作成し、それを販売する』ことになります。

そして、『どんなコンテンツを提供するか』を決めるために、
あなたの専門分野を決めなければなりません。

「と、いうわけだから、あなたの専門分野を今すぐ決めなさい!」と言われ、
すぐに専門分野の絞りこみができれば、苦労はありません。

あなたがコンテンツを作成する専門分野は、以下の質問に答えながら絞り込んでみて下さい!

1、あなたが夢中になっていることは何?

2、あなたがやりたくて、仕方がないと思えるようなものって何?

3、今まで、ずっと学びたいと思ってきたことって何?

4、これまでの人生で自分が克服してきたコンプレックスって何?

5、あなたが、気付くと人にアドバイスしたり相談にのってあげていることって何?

私の場合、上記の質問に答えながら出てきた分野が、
「コミュニケーション」、「マーケティング」、「コーチンング」、「プレゼンテーション」、「メンタルマネジメント」、「セルフマーケマーケティング」、「マネジメント」などでした。

これらは、私自身がコンプレックスを持ち、学ぶことに熱心で、かつ働きながら現場でスキルを磨いてきた分野になります。
(そして、今までの経験や学びをコンテンツとしてポータルサイト化したのが、本サイトなのです。)

個人事業主の基本戦略2:あなたのお客様を想定する

あなたが学びを深く掘り下げ・経験を積みながら、
コンテンツを作成していく専門分野が決まりました。

次に行うのは、どんなお客様を相手にしてコンテンツ販売をするのかを設定することです。

お客様をイメージする質問として、
『あなたが、一番助けてあげたい人は誰?それはどんな人?』
と自問してみて下さい。

 

私の場合は、
「現場で管理職となったが、知識やスキルがない為に苦しんでいる過去の自分」を救いたいと思いました。

この世界に、過去の自分と同じ状況で苦しんでいる医療・介護従事者がいるならば、
過去の自分がそうして欲しかったように、出来る限りのアドバイスをしてあげたいと思いました。

『過去の自分を救う』というコンセプトなら、
そのお客様がどんなことを考え、どんなところで悩みをもっているか、どんなライフスタイルを送っているのかが
手に取るように分かり、お客様のイメージがしやすくなるので、私はおススメです。

個人事業主の基本戦略3:あなたのお客様が持っている問題は何か?

あなたのお客様のイメージが固まったら、次はそのお客様が抱えている問題を想起します。

ここで、お客様の問題を想起することができれば、

「その問題に関しては、〇〇という方法で解決策を提示できるな!」
「その問題を解決するノウハウはこれだ!」

とイメージすることができるようになり、
お客様にどんなコンテンツを届ければいいのかを考えやすくなります。

具体的には、お客様が抱える問題とは、『痛み』『快楽』に分類され、
『痛み』と『快楽』は以下のように表現することが出来ます。

『痛み』:不安・不満・悩み・痛み・解決したい問題 『快楽』:楽をしたい、気持ちよくなりたい、優越感を感じたい、理想をかなえたい、幸せな気分になりたい

お客様を想定して、彼・彼女が抱えている『痛み』や『快楽』をどんどん書き出してみて下さい。
そして、そこで想起された問題に対するノウハウや解決策を考える事が
あなたが提供できるコンテンツの『種』になっていきます。

個人事業主の基本戦略4:ソリューション(解決策)を作る

お客様が抱える問題とそれに対する解決策やお客様が知って得するノウハウを考えたら、
次は、それをお客様が実際に学ぶことが出来るように、コンテンツ化をしていかなければなりません

コンテンツの提供方法は、お客様が実際に学ぶ手段に合わせて5つに分類されます。

1、読む→書籍・ブログ・記事を作成

2、聞く→オーディオプログラム・電話でのコーチング

3、観る→ビデオ・ウェブ動画・ウェブセミナー(ウェビナー)

4、体験→セミナー・ワークショップ

5、指導→コーチング・個別コンサルティング

このように、お客様が学ぶ方法に着目しても様々な種類のコンテンツを作成することができます。
この中から、あなたに合わせたプログラムを作成していきます。

 

私の場合だと、「読む・聞く」コンテンツの作成が得意なので、そこからコンテンツの作成に取り掛かりました。

また、コンテンツの種類は数多く揃えなければなりません。
というのも、コンテンツ販売の収益化を考える時、売りやすいコンテンツとそうでないコンテンツがあるからです。

上記のコンテンツで言えば、「読む・聞く・観る」などのコンテンツは作成しやすく、販売もしやすいです。
一方、「体験・指導」のコンテンツは実際にリアルの場で、あなたがお客様と向きあいながら行うものなので、
作成するのに手間や時間がかかります。
また、お客様もいきなり体験や指導などのコンテンツを購入するのは心理的な抵抗もあるでしょう。

収益の面で言えば、一度作ってしまえば後は手間がかからない
読む・聞く・観るのコンテンツは、安価になりお客様の購入に対する心理的障壁も低くなります。
反対に、体験や指導のコンテンツはお客様の個別ニーズに会わせて適宜作成することになるので、価格が高くなります。

これを理解した上で、コンテンツを販売するならば
まずは安価で購入してもらいやすい「読む・聞く・観る」のコンテンツを販売し、
あなたのコンテンツを気に入ったお客様に
あなたの収益が大きくなる「体験・指導」のコンテンツ販売を促すことで
収益の拡大を図ることができるようになります。

コンテンツを作成するにあたっては、
『お客様が問題を抱えている現状』と『お客様の問題が解決した未来』の2つの世界をイメージし、
『現状』から『未来』へ移動するために必要なプロセスやアプローチを考えます。

そうして考えたプロセスやアプローチに、実例やお客様が出会うであろう障害、途中で犯してしまいがちなミス、お客様の成功を加速させる秘訣などを盛り込むことでコンテンツとして仕上げていくと良いでしょう。

個人事業主の基本戦略5:ウェブメディアを保有する

現代で個人事業主として自分のブランドを作りながら稼いでいくためには、
あなたは何者で、どんなコンテンツをお客様に提供しているのか、コンテンツには効果があるのか
などを宣伝してくれるメディアが必要です

パソコンに限らずスマホでなんでも調べられる現代では、
あなた自身のウェブメディアを保有することは必須です。

ウェブサイトを保有することが出来れば一番よいですが、
いきなりサイトを保有することのハードルが高いと思えたら、ブログでも良いです。

サイトであれブログであれ、ウェブメディアには

1、お客様に価値ある情報を提供する

2、お客様の連絡先を獲得できるもの(ウェブ戦略上は名前とe-mailの2つでOK)

3、コンテンツを購入することが出来る

の3つの機能を持たせるようにしましょう。

「ウェブサイトの立ち上げなんて私には無理・・・!」とあなたは思うかもしれません。
私自身、ウェブサイトは今まで見る専門でしたが、最近では優秀なサイト作成ソフトが販売されており、
まったくの初心者だった私でも、このポータルサイトを作成することが出来ています。

もちろん、ウェブサイトもブログも外注することも可能です。
ウェブメディアを自作する事に対して、ストレスや労力を感じるなら
「これは、稼いでいくために必要な初期投資だ!」と割り切ることも必要です。

その際は、すべてをウェブメディア作成業者に丸投げするのではなく、
ある程度、自分はどんなメディアを持ちたいかを研究して、デザインや仕様を業者に伝えるようにしましょう。
業者の方は美しいウェブメディアを作成するプロではありますが、
メディアを訪れてくれたお客様があなたのファンになってくれるプロセスを構築するプロではありません。
そこに関しては、あなた自身が勉強して、業者に伝えていくしかないのです!

個人事業主の基本戦略6:ウェブメディアに無料コンテンツを掲載する

「ウェブメディアを保有する」のところでも述べましたが、メディア上では無料コンテンツを配信するようにします

ここでは「大切な情報やノウハウは有料に取っておこう」と考えてはいけません。
もし、あなたがそんなことを考えれば、お客様はそれを敏感に察知しますし、
なによりもウェブメディア上で配信されるコンテンツの質が低くなります。

むしろ、「これはかなり有料級の情報なんだけどなぁ・・・」くらいの
コンテンツを無料で配信することで、それを見たお客様は
「すごい!こんな有益な情報を無料で提供してくれるの!?」と思ってくれます

そんな経験を何度もお客様に提供することで、お客様はあなたに感謝し、信頼をよせてくれることになります。
また、あなたの有料コンテンツにも興味をもってくれるようになります。

 

出し惜しみせずコンテンツを出してしまったら、有料のコンテンツがなくなるじゃないかと、あなたは思うかもしれません。
確かに、その不安は無料コンテンツを提供する際には、かならず付きまとうものです。

しかし、問題はありません。
なぜならば、コンテンツ提供方法を変えれば、コンテンツの内容が同じでもお客様の満足度を保つことは可能だからです。
『読む・聞く・観る・体験・指導』はそれぞれ刺激される感覚が違うために、コンテンツの配信方法異なれば、
かならず新しい気づきや学びをお客様にもたらすことが出来るのです。

『本を読んだだけでは分からなかったけど、研修会で講師の話を聞いたら、よく分かった』
という経験があなたにもあるかもしれません。
これは、伝えるコンテンツ内容は同じなのに、コンテンツ提供方法が異なると
新しい気づきが得られるために、満足度を保つことができた例だと言えます。

実際には、「読む・聞く・観る・体験・指導」の提供方法の中で、
無料で配信するもの、有料で配信するものとを分けるとよいでしょう。
『読む・聞く・観る』はウェブメディア上で公開しやすい性質をもっています。
『体験・指導』はそもそも対面でのサービス提供なので、ウェブメディア上で公開することはできません。

これらのウェブメディア上で公開しやすさを踏まえた上で
「私は、読む・聞くまでを無料で、それ以降は有料で提供しよう」といった具合に、
あなたに合わせた戦略を考えていけばよいです。

ちなみに、私はどういった戦略をとっていると思いますか?
よければ、私のポータルサイトを見渡してみて参考にしてみてくださいね!

個人事業主の基本戦略7:ウェブメディアにあなたの物語を載せる

あなたに合わせたウェブメディアを構築していく中で忘れてしまいがちなのが、
あなたは何者なのか?なぜあなたはお客様にコンテンツを提供する資格があるのか?
を記載することを忘れてしまうことです。

よく「プロフィール」と言う項目に、名前や出身地、有している資格などを記載している人が多いですが、
そんな情報はお客様は知りたくもありません。
また、そもそも読んでいて面白味がないので読んでくれさえしないでしょう。

プロフィールを載せるならば、あなた自身に関するストーリーを記載しましょう!
あなたの自身のストーリーを読んでもらうことで、
「あっ、この人は私と似ている人なんだ!」
「ほぉ!この人も初めは未熟だったけど、苦労を重ねながら成長してきたのか!」
などのように、お客様にあなたと言う人間に親近感を覚えてもらうことが出来るようになります。

ストーリーの作り方には、基本の型があります。
簡単に紹介すると・・・

1、私は平穏な生活を送っていました

2、でも人生の転機が起こり、どん底を味わいます

3、どん底の生活の中で出会いや学びを得ます

4、その時の出会いや学びがきっかけとなって私の人生が好転しました!

といった感じになります。
※ストーリーの作り方は他のページで詳しく紹介しているので、そちらも参考にしてくださいね!

上記の流れでストーリーを語り、そのうえで
山あり谷ありの人生を送ってきた私ですが、どん底の中で私が得た学びが私の人生を一変させました。
私は、その知識や方法をあなたにも教えることで、あなたの問題や悩み事を解決することが出来ます!』
と主張することが出来るようになります。

 

あなた自身の基本戦略作りを始めよう!

今回は、『個人事業主として生きていくための7つの基本戦略』をご紹介しました。
これを読んで頂いているあなたは、どの段階にいるでしょうか?
一歩一歩で良いので、段階をふまえて「あなたのための基本戦略」を作っていってくださいね!

私自身もこの7つの戦略をもとにしながら、一つ一つ段階を上っていっています。
「具体的にどうすればいいんだろう??」と分からなくなったら、
私のサイトを参考にして、「このサイトの管理人の戦略はどうなっているんだ?」と
考えることで、あなた自身の戦略を考えるヒントになるかもしれません。

個人事業主として生きていく!そんななたの決意の後押しをこのサイトを通じて出来たなら、私は嬉しく思います!!

 
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