フレームワーク思考とは何か?

 

あなたは普段の業務の中で『問題解決』を求められる立場にいるでしょうか?

 

当サイトでは、そんなあなたにとってピッタリな問題解決の基本となるフレームワークである
『空ー雨ー傘ー紙』をご紹介しています。

 

『空ー雨ー傘ー紙』のフレームワークの考え方はシンプルなので、すぐに理解することができると思います。

 

しかし、シンプルだからこそ、
『あ!なるほど!こんな風に考えれば良いんだね!』、
『なんだ、簡単じゃん!』
と考えてしまって、フレームワークの使い方を勘違いしてしまったり、
フレームワークを使う際の落とし穴にはまってしまうことも多いです。

 

そこで、『空ー雨ー傘ー紙』のフレームワークに関して、
それを使用する際の注意点、落とし穴に関してお伝えしようと思います!

 

まず、今回は、『空』と『雨』について見ていきましょう!

 

あなたの『主観』なんていらない!

『空』でのファクトの収集と、『雨』でのファクトの分析・解釈で大切なことは、
ファクト”だけ”をしっかりと見つめるということです。

 

 

特に『雨』におけるファクトの分析では、
あなたの
『きっと◯◯に違いない!』、
『私の経験では、◯◯だと思うなぁ!』、
『今は、たまたま◯◯なだけで頑張れば何とかなる!』、
といった”主観的”な意見を混合してはいけません!

 

よく、会議などの場面でみんなで知識を出し合って、問題解決を考えている時に、
この『意見』と『ファクト』の混合が起こります。

 

特に、その場で一番権限がある人が、
今までの経験から言って…私は、この問題には〇〇する必要があると思うわ!
などと”意見”してしまうと、発言権の強い人の意見に流されてしまい、有効な議論ができない場合があります。

 

 

 

そうならないためにも、議論を始めるにあたっては、
『この場では、主観的な意見を述べるのではなく、ファクトに基づいた解釈を検討しましょう
と認識を共有しておくことが必要なのです。
(とはいえ、こんな提案は下っ端のスタッフからはできにくいものです・・・。だからこそマネジメントを行う立場の人間が、こういった提案を積極的にしていかなければならないのです。)

 

 

 

話を元に戻すと、あくまで『客観的』にファクトと向き合うことで、『空』や『雨』の作業が完成するこということです。

 

これらの作業をする際には、常に自分に対して
自分は客観的にファクトを分析しているかな?』、
自分の思い込みがファクトの分析に影響してないかな?』、
結論ありきでファクトの収集をしているのではないか?』、
と自問自答して、”客観的”な目を保つ意識を持つ事が大切になるのです!

 

満足しちゃダメですよー!

『空ー雨ー傘ー紙』のフレームワークで大切なことは、
これらのプロセスが全て揃って初めて意味を持つということです。
どこかでプロセスが止まってしまうと、『問題解決』のフレームワークとして機能しなくなります。

 

 

 

さすがに、プロセスを途中で止めることはないんじゃない?
あなたはそんな風に思うかも知れません。

 

しかし、実際に『空ー雨ー傘ー紙』のプロセスを踏んでみると、あなたの中に大きな『敵』が住んでいることに気がつきます!
 
あなたを邪魔してくる最大の『敵』、
それは・・・、『自己満足』です。

 

今回、焦点を当てて紹介している『空』・『雨』のプロセスでは、

 

『ふぅー!大量のデータを集めた!(頑張ったわ、私!)
『ふぅー!データの分析終了!(良くやった、私!)
『だいぶ問題の根本が浮き彫りになったわ!(これで一安心!)

 

などのように、『空』や『傘』での作業自体に、自己満足を感じてしまいがちです。
『頑張ったわ、私!』と自分を褒めることはもちろん大切ですが、
そこで達成感を感じてしまってはいけないのです!

 

なぜなら『空ー雨ー傘ー紙』は、
『この問題に対して、◯◯という対策を□□のプランのもとに実行する!』
と実際のアクションにまで落とし込んでこそ意味があるからです!

 

 

 

このことは、よくスポーツを例にして例えられたりします。
例えば、あなたが野球でバッターとして打席に立っているイメージをしてみてください。

 

ここでの『問題』は、”ピッチャーの投げた球に対応する”ことです。
そして、最終的に、”球を打ち返しヒットを打つ”というアクション(解決策)を起こさなければなりません。

 

あなたは打席に立つ前に、
ピッチャーの得意な球種が何で、どんなピッチングスタイルをしているのか、今日のピッチャーの調子はどうなのか、
などの情報を集めます。
そして、実際にピッチャーが投げた球筋を目で見て確認するでしょう。
この一連の動作が『空』です。

 

 

 

次にあなたは、さきほど集めたピッチャーに関するデータ・実際の目で見た球筋を総合的に判断して、
『どこのコースに、どんな球が来るのか?』という分析をして、
『ここに球は来るはずだ!』と判断します。
この一連の動作が『雨』です。

 

 

 

もし、あなたの『空ー雨ー傘ー紙』のプロセスがここで止まってしまったら、
あなたはバッドを振ることもなく、球を打ち返すこともできません。

 

 

 

やはり、『空』、『雨』ときたら・・・
この球に対応するには、素早いスイングで打ち返そう』と対策を立てる『傘』が必要ですし、
素早いスイングをするためには、脇を絞って、バッドを短く持って、体の回転を使いながら球を捉えよう
という具体的なアクションである『紙』も必要になるのです。

 

確かに、データ集めもその分析も大変な作業であることには変わりありません。
しかし、それらはあくまで問題解決における『前半戦』であり、出発点にすぎないのです。

 

だから、あなたが属する組織において問題解決を議論する際には、
『いまは、『空ー雨ー傘ー紙』のどの段階の議論をなんだろう?』
と自問して、現在の立ち位置を客観的に把握しておく必要があるのです。

 

往々にして、医療・介護の現場では『問題解決』の方法を学んだことがある人が少ないために、
議論が堂々巡りになりがちです。
そして、最悪なケースでは、具体的なアクションにまで議論が発展せず、
分析作業ばかりで時間を費やしてしまうこともあるかもしれません。

 

そのために、あなたが『空ー雨ー傘ー紙』のフレームワークを学ぶことに意味があるのであり、
フレームワークを駆使しながら、みんなの議論を引っ張っていくことができれば、
あなたが属する組織にとって、あなたという人間は欠かすことのできない存在になるのです!

 

 

ぜひ、『空ー雨ー傘ー紙』をはじめとして、当ページで紹介している様々なフレームワークを学び、
あなた自身の存在価値を高めてくださいね!

 

そして、私自身まだまだ学びの途中ですが、
お互いに属している組織・地域に対して絵付加価値を提供できる人間に成長していきましょう!

 

 

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