身体と感情の関連について

未来の自分と波長合わせ

 

『モチベーションを高く維持して、自分の目標に突き進まなくては!!』

と思ってはいても、気づけば気持ちは萎えてしまい、落ち込みがち・・・。
悲しいかな、私には、そんな経験がしばしばあります。

本を読んだり、人の話を聞いてみたり、そうやって気持ちを高めてみても
その時の気持ちが高まっていればいる程、後で落ち込みが激しいことを
あなたも経験から知っているのではないでしょうか。

できることなら、気持ちを高めるための努力なく、モチベーションを高めていきたい。
そんなことが可能なのでしょうか。

今回は、私が大好きな『気持ち・モチベーション』を維持する方法をご紹介します!

精神機能と生理機能はリンクしている

あなたの精神状態・気分はあなたの生理機能と密接にリンクしています。

生理機能が変化すると精神状態が変化するのを、あなたは経験したことがあるでしょうか?

たとえば・・・
『胸を張ってみると、なんだか自信が沸いてくる』
『楽しいから笑うんじゃない、笑うから楽しくなる』

どちらも、なんだか使い古された名言みたいですが(笑)、これらは、生理機能を変えると精神機能が変化する例です。

この逆に、精神状態が変化しても生理機能が変化します。
たとえば、瞬間的に「カッ」となって怒った場合、
交感神経が刺激され、血圧や脈拍の上昇・呼吸数増加・前傾姿勢になるなどの生理機能が
精神機能の変化に伴って変化します。

その他にも、落ち込んだ気分になると、
身体がだらっと曲がってしまい、肩を落とし、ため息をついたりしてしまいます。

 

この精神機能と生理機能のリンクは、あたりまえの事実として認識されていても、
『自分の手に入れたい精神状態はいつでも、自分の生理機能を変化させることで手に入れることができる』
という事実に関しては、あまり認知されず、活用されていません。

私は、『心の色眼鏡は頬っぺたにある』といろんな人に話しています。

小難しい心理学なんかでは、世の中をどのように捉えるかという「心の色眼鏡」は
潜在意識がつかさどっているので、潜在意識を使いこなせるようにならないといけない
と説明されています。

私は、この議論に関して異論はありませんが、
別に、潜在意識を使いこなせるようにならなくても、『ほっぺたが痛くなるくらい口角を上げておく』と
自然といい気分になりますし、どんなこともポジティブに捉えることが出来るようになると思っています。

たとえば、電車を待っていて「電車の到着が5分送れています」とアナウンスされた時、
真顔だった私は「なんだよ!時間通りに来てくれないと困るよ!」と思いましたが、
ちょっと思い直し、両方の口角を上げて頬の筋肉を使ってみました。

すると、「じゃぁ、その5分で前から聞きたかった音楽を1曲聞いてみよう!」と思いつき、
「ちょっとしたスキマ時間ができてよかったかも(ワクワク)」と思うことが出来ました。

これは、『口角を上げて頬の筋肉を使う』という生理機能の変化が、
「気分が良くなり、ポジティブ思考が出来る」という精神機能とリンクしているため可能になるのです。

 

これは、私が普段行っている、「精神機能ー生理機能リンク」を利用したテクニックですが、
あなたも、自分が再現したい精神状態が明確になっているのならば、

『どんな生理機能の変化がその精神状態を作るだろうか?』

と自問してみてください。
姿勢・呼吸のパターン・筋肉の緊張具合・声の使い方・目の開き方etc・・・
身体をどのように使えば、その精神状態を作ることが出来るかを考えてみましょう!

ちなみに、身体や姿勢のバランスを整えるボディワークの領域では、
『筋肉は感情を記憶している』とされています。

ちょっと専門的な話になりますが、いつも憂鬱な気分でいる人は、前傾姿勢になりうつむき加減になります。
すると、身体の全面についている筋肉が短縮した形で固まってしまいます。
筋肉が固まることで、姿勢を再びまっすぐにすることが出来ず、
憂鬱な気分でいる人は、憂鬱を引き起こす生理機能で固定化されてしまい、ますます憂鬱な気分が募るのです。

これが『筋肉は感情を記憶している』と言われる所以です。

ボディワークの一環として筋肉の緊張具合に働きかけ、
筋肉の緊張を取り除き、再び姿勢をまっすぐに出来るようにアプローチを行います。
すると、姿勢が変化することで精神状態(=感情)の変化が起こります。

反応の激しい人では、筋肉が伸びるにしたがって、
たまっていた憂鬱な感情がリリースされていく感覚を持つ方もおられるほどです。

こういった事実を再認識してみると、
「自分自身の身体の使い方・姿勢などにもっと注意を払わないとな・・・」と思いませんか?
そのために、できれば理想的な身体の在り方をもっと研究していく必要があるかもしれませんね!

『夢がかなうまで、夢がかなったフリをしろ』のテクニックの効果を高める!

『夢がかなうまで、夢がかなったフリをしろ!(Fake it until you make it)』という言葉を聞いたことがありますか?

これは、潜在意識を利用して自分の夢をかなえる手法として有名です。

なぜ、夢がかなったフリをするのが有効なのかというと・・・

@フリをすることで自分のセルフイメージが理想のものへと変化する
Aフリをし続けていると潜在意識が「夢が叶った」と勘違いして、夢をかなえることに抵抗しなくなる

などと説明されることが多いですが、
本当は「精神機能ー生理機能リンク」を応用したテクニックであると捉えることができます。

具体的には、

@夢を叶えた自分の身体の使い方・振る舞い方を想像し、実際にフリをする

A夢をかなえた自分の生理機能になることで、夢をかなえた自分の精神機能(心のありかた)を手に入れられる

B夢をかなえた精神状態になることで、夢を叶えた自分らしい行動をとることが出来る

C夢をかなえた自分らしい行動をとることで、夢をかなえた自分らしい結果を得ることができる

というステップで『夢をかなえた自分のフリをすると、夢をかなえることができる』のだと考えられます。

なので、『夢をかなえたかったら、夢をかなえたフリをしろ』という言葉を聞いて、
「そっか!じゃあ、かなったフリしちゃおー!わーい!」と安易に考えては効果も出ず、長続きしません。

むしろ、「夢をかなえた自分の生理機能(姿勢・立ち振る舞い・口癖・話し方・呼吸・表情etc・・・)はどのようなモノだろう」と
細かくシミュレーションし、それを取り入れていくことで、このテクニックの効果が高まっていきますよ!!

あなたが意識して24時間、夢をかなえた自分の生理機能を再現していくと、
それは、24時間あなたの潜在意識に「あなたはどういう人間なのか」を暗示することを意味します。

「私は出来る!私は出来る!」と潜在意識に言い聞かせても、そのメッセージは届きません。
でも、生理機能の変化を通じて「私は出来る人間なんだ」というメッセージは簡単に届けることができるのです。

あなたのできる範囲で、少しづつでもチャレンジしてみてくださいね!
もし、「難しくてできないよ!」と思うなら、
私がおすすめする「口角を上げて頬の筋肉を使う」だけでも試してみてください!

簡単なことなのに、効果は絶大ですよ!

 
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