無料プレゼントの作り方について

いかにして無料プレゼントを作るか

リストマーケティングを行う上で、お客様のリストをゲットするために用意する必要があるものがあります。
それは『無料プレゼント』です。『無料プレゼント』と引き換えにお客様のリストをゲットすることが常套手段となっているのです。

医療・介護業界では、別にそこまでしなくても、
仕事に必要なお客様や取引先の個人情報やメールアドレスはゲットすることが出来るかもしれません。
でも、そこで安泰していては現状以上のマーケティングを行うことはできません。

今以上に、多くのお客様にマーケティングを行い、
あなたが提供するサービスをお届けするためには『攻め』の姿勢が必要となります。
その際に、お客様や見込み客にアプローチするために、やはりお客様のリストを持っていなければ、
そもそも『攻める』事すらできません。

だからこそ、『リストをいかにゲットするのか』というフレームワークをリストマーケティングから学ぶことに意味があるのです。
先にも述べたように、リストマーケティングでは無料プレゼントとリストの交換を行っています。
私たちもリストマーケティングの手法に倣って無料プレゼントを用意すればいいのですが・・・

『無料でプレゼント出来るものって何だろう』と考えだすと、
医療・介護業界で働く私たちが『無料プレゼント』を作ることは難しそうに思えてきます。

『今ならA型の血液を無料プレゼント!』
『今なら睡眠薬10日分プレゼント!』
『今ならお好きな人工関節を一つプレゼント!』
『今なら・・・』
どれも倫理的に問題がありそうですよね(汗)

でも、この問題もリストマーケティングにおける『無料プレゼントのつくり方』のフレームワークを学べば、
アイデアを思いつくことが出来るようになります。

今回は、リストマーケティングにおける無料プレゼントのつくり方を紹介するので、
それを参考にしながら、『私の場合だったら、どうなるかな?』と考えながら読んで頂ければ嬉しいです。

 

無料プレゼントのつくり方1:電子書籍

無料プレゼントのつくり方1は『電子書籍を作る』です。

ちなみに、電子書籍と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、
『電子書籍』=『WordやPDFファイル』と考えてもらえればOKです。

電子書籍では、
1、印刷や閲覧時にレイアウト崩れ・文字化けの心配がいらない
2、スマホやタブレットでも閲覧が可能
などの理由から、電子書籍はWordよりもPDFファイルの方が主流となっています。

当サイトの趣旨と外れるのでPDFファイルの作成方法には触れませんが、
調べればすぐにわかりますし、とっても簡単ですよ。

では、実際にどんな内容の電子書籍を作るとかというと、

1、あなたやあなたが努める事業所が得意としており、

2、お客様や取引先が知って得する情報

を詰め込んだコンテンツを集めて『本』にするのです。

例えば、
『自宅で出来る10分自主トレーニング!ベスト20選』
『今さら聞けない!?訪問・通所・施設・病院のリハビリの違い解説ブック』
『腰に負担のない40代女性のための移乗介助方法マニュアル』
『冬の時期に気を付けたい感染症と対策マニュアル:看護師がひそかに実施する予防法を大公開』
などが挙げられます。(ここで挙げた例は私の思いつきです。)

電子書籍を作成する際に大切にしたいポイントは、
『実際に有料で売り出す「本」を作るつもりでコンテンツを作成する』ことです。

あなたが作った電子書籍を読んだお客様が
「これは役に立った!」
「これが無料で読めるなんてラッキー!」と思えるレベルの内容にすることが大切です。

最近のネットビジネス業界では、電子書籍のプレゼントは珍しいものではなくなり、
お客様の中にも『無料で電子書籍がもらえるのは当たり前だよね』という風潮もあります。
そんな中でお客様に感動してもらうには、質の良い電子書籍を提供するしかありません。

医療・介護業界では、まだまだ無料プレゼントでリストをゲットするというフレームワークは広まっていないので、
電子書籍を無料でプレゼントするだけでインパクトがあると思いますが、
お客様の感動や満足を考えるならば、やはり『有料級の物を無料で提供する』という意気込みが必要になってきます。

 

無料プレゼントのつくり方2:動画

無料プレゼントのつくり方2は『動画を作る』です。

先ほどは、あなたやあなたが勤務する事業所が提供できるコンテンツを『本』という形に落とし込みましたが、
ここでは動画にしてお客様に届けるのです。

動画は電子書籍と比較してどういったメリットがあるのでしょうか?
以下に無料プレゼントに動画を用意するメリットを挙げていきましょう。

教育効果

動画は視覚・聴覚に働きかけることが出来るので、『本』とは違った教育効果が見込め、
お客様の満足度をあげやすくなります。

ブランディング効果

事業所の職員が動画に登場し、コンテンツ提供・教育を行うことは、
出演者や出演者が属する事業所へのブランディングすることに繋がります
動画で何度か顔を覚えてもらった上で、実際の仕事の場面で会うことになれば、
お客様はあなたのことに親近感を覚えてくれるでしょう。

※もちろんブランディングに関してはネガティブなブランディング効果も起こりえます。
動画を見て、『この人のこと好きになれない!』なんて思われたら、
嫌われた状態でお客様に合うことになり、そもそも仕事がしにくくなります。

時間をコントロールできる

電子書籍の場合はコンテンツを消化してもらうための時間はお客様のペースに任せることになりますが、
動画の場合だと、こちらで動画の時間をコントロールできます。

一般に教育動画は10〜15分程度がお客様に好感を覚えてもらえる時間だとされています。
せっかくの無料プレゼント動画が5分だと物足りないし、50分だと「長いわっ!」と突っ込まれてしまいます。

動画を作成する時は、1時間の研修・セミナー動画を作成するつもりで行い、
それを5〜6回に分けて、プレゼントするとお客様の満足度は高まりやすくなります。

『わざわざ動画作成のために準備なんてできない』と思われる方もいるかと思いますが、
そこまで深く考える必要はありません。
どの事業所・法人でも勉強会や研修は行っておられると思います。
その様子を録画し、編集した上でプレゼント動画にするという方法でもよいと思います。
(そのためにも、質の高い勉強会を普段から行えるようになりたいものです!)

電子書籍作るより、楽だったりする

動画作成にどれだけの準備をするかにもよりますが、一般的には動画を作成する方が
書籍を作成するよりも簡単にできます。
書籍の場合は、構成を考え・文章を書き・手直しを行い・本のデザインを考え・・・など行うことが多くありますが、
動画の場合は言ってしまえばビデオの前で話すだけです。

動画をプレゼントしている人の中には、『一発撮りで編集しない』と動画のスタイルを決めている人もいます。
このスタイルを採用すれば、編集の必要がなくなり、必要な作業は・・・
『@録画ボタンを押す→A話す→停止ボタンを押す』のみになります。

無料プレゼントのつくり方3:過去に有料で販売していたもの

無料プレゼントのつくり方3は『過去に有料で販売していたもの』をプレゼントするです。

この方法の良い所は、過去に実際販売していたものなので
ある程度の質が担保できることと、無料プレゼントを作る手間がかからないことです。

プレゼントする際には、
『今回は、過去に〇〇円で販売していた商品を特別にプレゼントします!』
と紹介すれば、プレゼントをもらったお客様が感じるお得感を高めることが出来ます。

医療・介護業界は、サービス業であり物販をしているわけではないので
この手法は、ちょっと転用しにくいフレームワークかも知れません。
参考程度にとどめておいてくれればいいと思います。

無料プレゼントのつくり方4:売り込みたい製品の一部

無料プレゼントのつくり方4は『売り込みたい製品の一部』をプレゼントするです。

物販における場合だと、商品の一部を切り出してそれをプレゼントすることになります。
そして、「これで気に入っていただけたらな、続きはこちらです!」と有料商品を紹介します。

『一部を切り取る』という発想でなくても、本製品のサンプルを無料で提供しても良いです。
高級化粧品などは、無料のサンプルキットを作って、気に入った人に有料商品を購入してもらう仕組みを作っています。

医療・介護業界ではどのようにすればよいでしょうか?

医療・介護業界はサービス業です。
なので、サービスの一部を切り取って、『無料体験』してもらうと良いでしょう
場合によっては、一部と言わずサービス1回分を無料体験でもいいです

通所系サービスで用いられる『一日お試し体験』もこの例であると言えます。
ただ、現在ではどの通所系サービスでも『お試し体験』を実施しているので、
もはや『プレゼント』のニュアンスがなくなってしまっています。

そのため、お試しの内容を『他事業所との差別化』の観点から考え直さなければなりません。

『こんなことも体験させてもらえるのか!?』と思ってもらえるレベルの物を提供して、
初めて『プレゼント』としての価値が出てくるのです。

リハビリを例に出すと、
リハビリサービスは『状態評価→治療→効果判定→治療→効果判定→・・・』の流れで進んでいきますが
、このリハビリサービスの一部を無料体験してもらいます。

たとえば、リハビリの『状態評価』をプレゼントするのです。
お客様の状態評価を行った上で、
『お客様の身体機能のどこを改善するとよいのか』
『動作のどこを改善すれば楽に動くことが出来るのか』
『お客様に最適な福祉用具は何か』などをアドバイスします。

お客様からすれば、『なるほど!私の身体機能・動作能力はそうなっていて、問題点を改善するための解決策があるのね!』
と喜んでもらえます。
体験利用のお客様に『状態評価・アドバイス』までをプレゼントする通所系サービスは少ないので、
お客様に大きなインパクトを残すことが出来るでしょう。

でも、大切なのはここからです。
お客様はふと考えます。
『自分の問題点も分かった。解決策も分かった。でも、私の問題解決を誰が最後までサポートしてくれるの?』と。

その答えは一つしかありません。
そう、『あなた』です。

お客様がこういう精神状態になれば、もう『あなたからサービスを受けたい』気持ちでいっぱいになります。
あなたが、お客様の問題点を指摘し、解決策を指導してくれたのですから、
お客様にとってもあなたからサービスを受けるのが最も手っ取り早いのです。

ここで挙げたリハビリの無料体験プレゼントはあくまで例なのですが、あたなが従事している事業所における、
『他の事業所と差別化を図れる無料体験は何か?』を考えてみてくださいね。

『どうせ無料でしょ』

無料プレゼントと聞くと、お客様はこう思います。
『プレゼントは嬉しいけど、所詮、無料でしょ?』と。

無料プレゼントと聞くと、事業者はこう思います。
『プレゼントしても良いけど、所詮、無料程度のものだよ?』と。

このようにお客様も事業者も無料プレゼントに関しては、認識が一致しています。
お互いに、『どうせ無料でしょ』と思っているのです。

話は変わりますが、あなたは『感動・口コミを生む』フレームワークを知っていますか?
『感動・口コミを生む』フレームワーク、それは・・・

『お客様の期待を超えること』です。

お客様が『こんなもんだろう』と思っている期待を超えるパフォーマンスに触れた時、
お客様は感動し、『ねぇねぇ!〇〇って知ってる!?すごいよ!』と口コミしてしまうのです。

無料プレゼントはリストと交換するための手段です。
でも、それだけではありません。
無料プレゼントはお客様とあなたとの関係が始まる『第一歩』でもあります。

『第一歩』が成功すれば、その後に展開するリストマーケティングが成功しやすくなります。
では、その第一歩を成功させるためにはどうすれば良いのか?
それは、お客様を感動させることです。
言い換えるなら、お客様が思っている以上のクオリティの無料プレゼントをあげて、
お客様が抱いていた期待を超えるのです。

幸いお客様は『どうせ無料でしょ』と思っています。
だから、その期待を超えることは案外簡単だったりします。

お客様の期待を超えるためのポイントは電子書籍の所でも言ったように
『有料で販売しても良いレベルの物』を用意することです
有料級のプレゼントを無料でもらえるわけですから、確実にお客様の期待を超えることが出来るのです。

 

今回は『無料プレゼントの作り方』のフレームワークをご紹介しました。
医療・介護業界とひとくくりにしても、提供されるサービスは様々です。
そのため、一律に「こんなプレゼントをすると喜ばれますよ!」とは言えません。

しかし、だからこそ、あなたが知恵を絞って素晴らしいプレゼントを用意することが出来れば、
簡単に他事業所との差別化が出来ますし、お客様のリストと信頼を獲得することが出来るようになります。

電子書籍・動画・商品のサンプルなどなど、
あなたやあなたの事業所にあった無料プレゼントを作ってみてくださいね!

 
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