リストマーケティングについて

リストマーケティングとは何か

 

あなたはリストマーケティングという言葉を聞いたことがありますか?
リストマーケティングとはネットを中心として行われるメルマガを用いたマーケティング手法です。

私はネットビジネスについて勉強しているときに、リストマーケティングの考え方と出会いました。
私自身はネットビジネスを行うつもりは全くなかったので、
リストマーケティングと聞いてもピンと来なかったのですが、その手法や考え方を学ぶと
「やり方を変えれば、医療・介護分野のマーケティング手法として十分使えるな!」と思いました。

これを読んでくださっているあなたも、以前の私がそうであったように、
「リストマーケティング?」
「そんなの聞いたことないし、興味ないね」
「私は医療・介護の仕事をしているのであって、ネットビジネスには興味はないよ」
と思われるかもしれません。

でも、このリストマーケティングの手法の根底にあるフレームワークは、
あなたがマーケティング・プロモーションの戦術を考える上でひとつのアイデアになってくれると思います!

そこで、今回は「リストマーケティングとは何か」について、その概要をご紹介したいと思います。
ぜひ、あなたの知識の一つとして取り入れて、今後の仕事に活かして下さったら嬉しいです!

リストとは何か

リストマーケティングの『リスト』とは何かというと、簡単に言うと、『顧客の個人情報』のことです。
なので、リストマーケティングとは『顧客の個人情報』を用いたマーケティング手法といえます。

『個人情報』といっても、顧客個人のすべての情報を用いるわけではありません。
個人情報の中でも・・・

≪リストマーケティングで用いる個人情報≫

1、『現在、どんな特定の商品に対して興味を持っているか』という情報

2、『過去、どんな特定の商品を購入したことがあるのか』という情報

3、名前・年齢・住所・電話番号・家族構成など一般情報

の3つを利用するのがリストマーケティングの特徴です。

ここまで言っても、なんのことかよく分からないですよね。
さらに詳しく説明していきましょう。

リストマーケティングでは、文字通り『顧客』そのものと『顧客の個人情報』を集める事から始まります。
マーケティング活動では、広告・CM・アンケートなどなど様々な方法を駆使して、
『特定のジャンルに興味のある人』のリストを集めます。
注目すべきは、集まったリストには『〇〇というジャンルに興味のある人達』という属性があるということです。
『誰でもいいから』と無差別に集めたリストと比較すると、
特定の分野に関しては商品購買に対する興味や動機の濃度が濃いと言えます。

事業主はこうして集めたリストに対して、リストが実際に興味を持っている分野の商品を売り込ます。
先程も述べたように、リストには、
@現在、特定の商品に興味を持っている、A過去に特定の商品に興味を持っていた人を
集めてきているわけですから、必然的に売り上げが上がりやすくなります。

このように、

1、現在or過去に特定の分野の商品に関心を持っている人を探し出す

2、探し出した人たちの個人情報を入手する=リストの入手
  (CM・広告・アンケート・プレゼントなどの手法を用いて個人情報を抜き出す)

3、集めたリストの属性にあった商品をプロモーションし、売り上げを上げる

の流れを行うのがリストマーケティングです。

 

実はこれもリストマーケティングだった!?

リストマーケティングの大まかな流れは理解していただけたでしょうか?
ここまで読んで、あなたの身の周りにあるリストマーケティングを思い浮かべることができますか?
実際、私がリストマーケティングの流れを学んだとき、
『でも、実際にそんなマーケティング世の中で見たことないよなぁ』と思いました。

でも、よ〜く見て、考えてみればリストマーケティングは世の中にあふれています。
私が「なるほど〜!!それもリストマーケティングだったのね!」と感心した実例をご紹介しましょう。

あなたは『高枝切ばさみ』を知っていますか?
脚立に乗っても届かないような高ーいところの枝を切るためのハサミです。
あなたも通販番組などで紹介されているのを見たことがあるかもしれません。

通販番組の構成は、
「あなたは、高い枝を切るのに苦労していませんか?」
「脚立に乗っても届かないし、無理に脚立に登ろうとして怪我をしそうになった経験があるかもしれません」
などの言葉で視聴者に問題提起をした後に・・・

『でも、もう大丈夫!この高枝切ばさみがあれば、高いところの剪定もラクラクにできます!』
『わーお!これなら簡単に、しかも身体の負担なく高い場所の枝も切ることができるわ!』
と商品が説明され、番組のMCが商品のすばらしさを強調します。

そしてすかさず、
『今なら、この高枝切ばさみが大特価の〇〇円です!この機会にぜひお申し込みください』
と商品購入の促しが続きます。

この流れはもう何十年も一貫している普遍的なパターンとなっています。
と同時に、私の中でも子供の時から現在に至るまで、一貫している普遍的なツッコミのパターンが存在しています。

それは、
「そんなハサミ誰が買うねん!? 使ってる奴、見たことないわ!」です。

私は子供のころから今まで、高枝切ばさみのCMや通販番組を見るたびに、このツッコミを入れ続けてきました。

あなたの周りに「高枝切ばさみ」を愛用している人や、大好きで集めているコレクターの人はいるでしょうか?
おそらく、そんな人は少数だと思います。

どう考えても、高枝切ばさみに大きな需要があり、そこにビジネスチャンスがあるようには思えないのです。

でも、この高枝切ばさみをリストマーケティングの観点から見れば、見方がガラッと変わります。
リストマーケティング的に考えれば、高枝切ばさみには重要な意味があるのです。

ちなみに、あなたは『高枝切ばさみが欲しい人』ってどんな人か分かりますか?

『高枝切ばさみが欲しい』人・・・
それは、『高い枝を切りたい』人です。(当たり前ですね)

『高い枝を切りたい』人・・・
それは、『自宅に大きな木があり、それが成長しているので切りたい』人。
さらに言ってしまえば、『大きな木が自宅にあるくらい、大きな家に住んでいる富裕層』なのです。

つまり、高枝切ばさみを購入するお客様の属性として富裕層が多く含まれるということが言えるのです。

 

リストマーケティングでは、そこまで見越した上で『高枝切ばさみ』をエサに『富裕層』リストをゲットしているのです。
そうして得られた『富裕層』のリストに対して
富裕層が欲しがりそうな商品や高級品のプロモーションをかけていくことで収益を上げていくのです。

リストマーケティングを行う企業からすれば、高枝切ばさみは単なるエサでしかないので、
そこに需要がなかろうと、売り上げが少なかろうと気にしていません。
富裕層のリストさえゲットできれば良いのです。

企業の観点にたてば、たとえ高枝切バサミの売上が少なく、広告費等を踏まえると赤字になったとしても、
得られたリストにプロモーションをかけて、損失以上の売り上げがあがるなら、なんら問題はないと考えているのです。

 

このカラクリこそが私の長年のツッコミである
『そんなハサミ誰が買うねん!? 使ってる奴、見たことないわ!』に対する答えなのです。

あなたの身の周りにあるリストマーケティングを観察してみよう!

リストマーケティングの実際がなんとなくでもイメージできたでしょうか?
ここで挙げた実例以外にもたくさんのリストマーケティングが身の周りで展開されています。
なんらかの対価と引き換えに、あなたの個人情報や趣味・趣向などを入手しようとするマーケティングは
リストマーケティングであると考えても良いと思います。

『無料抽選会やってまーす!ハズレでもプレゼントがありますよ』
『ご家庭に浄水器はつけられていますか?』
『お子様にキャラクターの塗り絵付きクイズを差し上げています。遊んでいきませんか?』
『今、携帯会員になってくださいますと、飲み物が会計時に10%オフになりますよ』

あなたも、こんなセリフを街中や日常場面で聞かれたことがあるかもしれません。
私は、こういったセリフを聞いたら、
「ん?もしかしたらリストマーケティングかな?」
「どんなマーケティングをしようとしているのだろう?」
「どんな属性のリストを集めたいんだろう?」
「集めたリストにどんなプロモーションを仕掛けてくるつもりなんだろう」
等と考えてみることにしています。
あなたも是非、こういった場面があれば妄想を膨らませてみて下さいね!
妄想することもあなたのマーケティング思考を発展させる練習になりますよ!

今回は、リストマーケティングとは何かの概要を説明しました。
この説明だけでは、まだまだリストマーケティングを医療・介護の現場で活かすアイデアにはしにくいかもしれません。
本サイトの他のページにてリストマーケティングの実際の進め方をご紹介していきます。
そちらも参考にして頂ければ、より明確にリストマーケティングが理解でき、
現場の仕事に活かせるアイデアとなってくれると思います。

もし、興味を持っていただけたなら、そちらの記事も併せて読んでみてくださいね!

 
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