KSF思考とは何か?

とりあえずコツコツ頑張ってない?KSF思考を身に付けよう!

 

あなたは『〇〇という仕事をやって欲しい』と頼まれたら、早速仕事に取り掛かるタイプですか?
それとも、何から始めようかと考えるタイプですか?

私は仕事を頼まれれば、
『お任せください!よ〜し、頑張っちゃうぞ!』
と張り切って『うりゃー!!』と仕事に取り掛かるタイプでした。

このように仕事に取り掛かるのは早いのですが、机に着いた途端、
『あれ?で、結局何から始めれば良いんだっけ?』と頭が真っ白になってしまう自分がいました。

それでも気を取り直して、『ええい!とりあえず、やってやるー!』と意気込むのですが、

『任された仕事の完成度が低い』、

『取り掛かりは早いけど、仕事が終わるまで結局時間がかかる』

などの症状に悩まされていました。

そんな時、私は『KSF思考』と出会います。
KSF思考を学ぶことで、私の仕事への関わり方は大きく変わりました。

『仕事にとりかかったけど、頭が真っ白』問題はなくなり、
仕事の完成度は高くなり、完成までにかかる時間も大幅に短縮されました。

そこで、今回はビジネススキル初心者に必ず身につけて欲しいフレームワークとして、
『KSF思考』をご紹介したいと思います!

あなたの仕事に対する姿勢や、アウトプットの質がどれほどのものかは分かりませんが、
あなたが私と同じ症状に悩んでいるならば、KSF思考はあなたの味方になってくれるはずです!

ぜひ参考にしてくださいね!!

KSFって何なの?

KSF(思考)について説明する前に、『パレートの法則』をあなたにご紹介しましょう!

あなたは『パレートの法則』を知っていますか?
この法則は、ビジネスマンなら知らない人はいないくらい有名です。

パレートの法則・・・別名『80対20の法則』と言います。
これは、『世の中のどーんなことも、80対20で説明できるんだよ!』というものです。

例えば・・・

『学校の全生徒は、優秀な20%と普通の80%に分かれる。』

『車の燃費の80%はエンジンの機能によって、残りの20%はタイヤの性能によって左右される。』

『会社の売り上げの80%は、優秀な20%の社員によってもたらされている。』

と言った感じです!

『本当に、なんでも80対20で説明できるの!?』と思ってしまいますが、
意外とこれが当たっていたり、真実を言いあてたりするので、
一般のビジネスでは、ことあるごとに参考にされ、活用されている法則です。

さて、このパレートの法則は、あなたの業務・仕事に当てはめることも出来ます!
業務を進める上でのパレートの法則は・・・
『やるべきリストの中で、成果につながる重要なやるべきことは、全体の20%しかない』
と定義することが出来るのです。

もうちょっとわかりやすく言えば、
『全体の中の2割さえしっかり押さえれば、成果はあがる!』と言っても良いでしょう!

ということは、あなたがやるべきことは、
『がむしゃらに、とりあえず仕事に取り組むこと』ではなく、
『この仕事で成果をあげるために押さえるべき”20のこと”とは何なのか?』

を考え抜くことなのだと言えます。

このように『仕事を成功させるのに大切な事って何?』と考えることを『KSF思考』と言います

ちなみに、KSFとはKey Success Factorの略で、
『カギとなる成功要因』=『成功のキーとなる要因』が日本語訳になります。

 

では、実際にKSF思考をどのように仕事に活かしていくかを紹介していきましょう!

KSFは投資活動の成功を握る

なぜ、KSF思考が大切なのかというと、
仕事で成果をあげている人は、意識的にしろ無意識的にしろ、仕事を『投資活動』だと捉えているからです。

あなたが仕事をして、成果をあげるために使える資源(時間と労力)は有限です。
そのため『限られた資源を使って、より多くの成果をあげよう!』という意識が大切です。

この意識がないと、『とりあえず、やってみます』という考えをしてしまい、
資源を有効活用できないために、資源を使い果たし、挙句の果てに成果を伴わないという状況に陥ってしまうのです。
(以前の私がそうだったように・・・)

 

あなたの使える資源である時間と労力が限られているのだから、
どうせ使うなら成果が上がることだけに使いたいですよね!?
そう!まさに、その発想こそがKSF思考なんです!

あなたが仕事に取り掛かる前に、必ず『私がこの仕事で成果をあげるためのKSFは何?』と自問してみてください。
KSFを明確にしたうえで、仕事に取りかかれば驚くほどスイスイと業務をこなすことができますし、成果もあがりますよ!

勇気がないと、KSF思考は身につかない

ここまでKSF思考についてご紹介しましたが、理解してもらえてるでしょうか?
比較的わかりやすい話なので、『やってみようかな!』と思ってもらえたら嬉しいです。

しかし、いざKSF思考を実践しようとすると、ある壁にぶつかります。
それは・・・

『全体の20%に焦点を充てて、そこに自分の時間と労力を集中させるんだよね!』

『でも・・・、残りの80%って本当に力入れなくて良いの??』

という恐怖心にさいなまれてしまうことです。

極論で言うと、
「全体の8割はテキトーにこなして、後の2割を超真剣にやれ!」ってことなので、
8割をテキトーにこなすことに、真面目な日本人であるあなたは不安を感じてしまうのです。

ここで大切になってくるのが、
『私は大切な2割に集中する!それ以外は切り捨てるのだ!』という勇気です。
この勇気が持てない限り、いつまでも資源を無駄遣いするあなたのままです。

でも、勇気を持て!』と言われて持てるならば、悩むことなんてないですよね。
勇気が持てない一番の原因は、
『自分が集中すべき2割はこれでいいのだ!』という自分の絞り込みに対して自信が持てないことだと思います。

では、どうすればKSFを自信をもって、適切に絞り込むことが出来るのでしょうか?

KSFを見極めるコツ

『KSFの絞り込みに自信が持てない』、

『KSFを絞り込んで実行したが成果が上がらない』

これは私が実際にKSF思考を実践して直面した悩みです。

あなたが、同じような状況にあるならば、おそらく『ある観点』が欠けている可能性があります。

それは、『成果を出したゴール地点からの逆算思考』です。

実は、KSFを絞り込む(抽出する)際に、『なにKSFになるんだろう?』とぼんやり考えるだけでは不十分です。

より精度の高いKSFの絞り込みをするためには、

1、目標となる『ゴール』と『現時点』を比較する(何が足りないかを明確にする)

2、ゴールに到達するために、どんなプロセスを経ていくべきかを逆算する

3、プロセスの中で、ゴールに到達するために欠かせない要素は何か優先順位をつける

4、優先順位が高いものがKSFであると意識する

の4つのステップを踏まえることが必要です。

私は、このステップを踏まえることで、以前よりも楽にKSFを抽出しやすくなりました。

ポイントは逆算思考でゴールからプロセスを逆にたどっていき、
その中で『ここには時間をかけなきゃな!』、『この作業は、完成度低くても問題ないな』と一つずつ検証していくことです。

こうすることで、KSFが抽出できるだけでなく、仕事の全体像を把握することも出来るようになり、
KSF以外のプロセスの時間配分をどうするべきかも考えることが出来るようになりますよ!

 

何でもコツコツ頑張る『あなた』を卒業しよう!

今回は、仕事で確実に成果をあげるために必要となる『KSF思考』のフレームワークをご紹介しました。

KSF思考の背景にあるのは、『投資』として仕事を捉える感覚です。
そして、その根底にあるのは、
あなたが持っている有限の資源(時間・労力)を大切に使って、大きなリターンを得ようとする心です。

日本人は昔から『コツコツ頑張る』ことを美徳として、教育がされてきたと思います。
でも、『何を』コツコツ頑張るかを教育される機会は少なかったのではないでしょうか?

コツコツ努力を重ねるべきはKSFに対してです。
全てのことにコツコツする必要はありません。
KSF以外は、リラックスしてスピード重視でパパーッと片付けちゃいましょう!

KSF思考はテクニックではありません、考え方です。
なので、このフレームワークを学んだ瞬間から、あなたも活用することが可能です!
ぜひ、KSF思考を習慣にして、あなたの人生に与えられている資源を大切に使って成果をバンバンあげてくださいね!

 
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