結果のリサーチについて

ボディコピーの作成:『それは私に何をもたらすの?』に答える

 

当サイトの別ページにて、コピーライティングにおけるキャッチコピーの作り方をご紹介しました。

キャッチコピーを作成できたなら、続いてはボディコピーの作成です!
キャッチコピーでは、ターゲットの興味・関心を集めて
『んん!?私の欲しかったものがここには書いてあるかも…!?』と期待を持って、
文章の続きを読んでもらうのが目的でした。

それに対して、ボディコピーでは、商品・サービスに興味を持ってくれたお客様が抱く質問に的確に答えることで、
お客様が『なるほど〜!確かにこの商品・サービスは魅力的だわ!』と思ってもらうことが目的となります。

お客様に答えるべき質問はら全部で4つあるのですが、
今回はその中でも、『それは私に何をもたらすの?』という疑問に答えるフレームワークをご紹介しましょう!

『それは私に何をもたらすの?』

今回取り上げるお客様が抱く質問は、
それは私に何をもたらすの?』、『私はどんな恩恵を受けることが出来るの?』です。

お客様は、商品・サービスに興味を持ってくれたのは、それを購入することで、
自分の生活・人生・未来が変化するのではないかという期待を持ったからです。
マーケティング・ライティングでは、この『どのように生活・人生・未来が変わるか』をベネフィットといいます。

ベネフィットはキャッチコピーで伝えるのですが、
ボディコピーでは、具体的に『何』がベネフィットをあなたにもたらすのかを説明するのです。
つまり・・・
キャッチであなたが得られる『未来』を伝えるのに対して、
ボディであなたが得られる『具体的な変化』を伝えるのです。

たとえば、キャッチコピーで
『当社のリハビリサービスを受けた98%の方が自宅での歩行能力の向上を実感されています!』
とした場合、『自宅での歩行能力の向上』が、あなたにもたらされる『未来』、つまりベネフィットになります。

それに対して、ボディコピーで
『リハビリサービスを受けていただくと、下肢筋力の強化・心肺機能の強化・バランス能力の向上を図ることが出来ます。』
とした場合、『下肢筋力の強化』、『心肺機能の強化』、『バランス能力の向上』が、
あなたにもたらされる『具体的な変化』になります。

『ベネフィット』を実現可能にしてくれるものが、『具体的な変化』というイメージです。
なので、両者は『原因と結果』の関係にあると言えるでしょう。

このように、『それが私に何をもたらしてくれるの?』という質問は、
『ベネフィットは分かったわ。でも、何がベネフィットを得られるのを可能にしているの?』
というお客様の心の奥底に芽生えた質問であると言えます。

 

この質問に対して的確に答えることが出来れば、お客様の心をグッと引き付けることが出来るのです!

あなたが提供する商品・サービスに興味をもってくださったお客様のためにも、
『購入したら、お客様が手に入れられるものは何か?』をいくつか書き出してみましょう。

『手に入れられるもの』は、物質的な変化だけでなく、
精神的な変化や購入者の周囲の人や環境に起こる変化も含めて良いので、
小難しく考えず、頭をゆる〜くして考えてみてくださいね!

その結果・効果を視覚的に伝えるには、どうすれば良いのか?

お客様に、どれだけ『私たちの商品・サービスで〇〇な効果が得られますよ!』と言葉で語り掛けても、伝わりにくいものです。
そのため、できるだけ視覚的に『手に入れられる変化』を伝える工夫をしてみましょう

数値やグラフを活用して変化量を見せても良いですし、写真を使ってビフォア&アフターを見てもらうのもいいでしょう。
また、文章を『読む』、数値やグラフを『見る』という行為は、『視覚』に働きかける刺激になりますが、
動画を用いれば、『視覚』だけでなく『聴覚』にも働きかけることができるので、より説得力を増すことが出来ます。

あなたが、『お客様が手に入れられる変化』をいくつか書き出すことが出来たら、
次は、『どのように表現したら、それをより効果的にお客様に伝えられるんだろう?』と考えて、
試行錯誤してみてくださいね!

 

ちなみに、
私には、化粧品や健康食品を販売している友人がいます。
彼が、自分が取り扱っている商品を私に教えてくれたことがありました。
もともと、化粧品や健康食品に関心のなかった私は、
『う〜ん、商品は良さそうだけど・・・。別に興味はないかなぁ』と思ってしまいました。

彼は、一通り説明を終えても、私が興味を持っていないことを察して、
『まっ、別にお前に買ってもらおうとは思ってないからさ。聞いてくれてありがとう』と述べました。
でも、自分の取り扱っている商品に誇りを持っている彼は、悔し気に・・・

『でもさ、本当に効果があるんだよ!お客様の個人情報にもなるから、公には出せないものなんだけど・・・
ほら、この写真見比べてみてよ!サプリメントと運動でこんだけ減量できたんやで!!』

『あと、このマッサージ機を使った前後で、痛みが軽減して、肩の上がり方がこんなに変わるんだよ!』

と自分のスマホに入っている写真を見せてくれました。

仕方なくスマホを見た私は、その写真にくぎ付けになります。
『うわっ!ぽっこりお腹が、めっちゃ改善してるやん!!!』
『確かに、肩の上がり方が全然違う!リハビリで運動してもここまでの効果は出せないかも!?』
さっきまで全然興味がなかった私ですが、写真を見せてもらったことで、
急に興味がわいてきました。
話を聞いていただけでは『ふ〜ん、確かに効果がありそうだねぇ・・・』という理解だったのが、
前後比較する写真を見たことで『これは、本当に効果があるんだ!』というショックに変わったのです。

私の友人は『話すこと』にばかり気を取られていて、『見たもらうこと』を考えていませんでした。
しかし、たまたま私に写真を見せたことで、
私の中では写真の『視覚情報』と彼の話の『聴覚情報』の2つ刺激が統合されて、理解がより深まったのです!

 

私自身、『視覚刺激を適度に取り入れて、情報を伝えることは大切だ!』と理解し、意識もしていましたが、
こうした体験は改めて、情報は様々な『感覚』を刺激しながら多角的に伝えるべきなんだなと実感できて、
良い経験になりました。

話がややそれてしまいましたが、お客様が得られる変化をより明確に伝えて、
お客様から『ああ、これが私の得られるものなのね!よく分かったわ!』と言ってもらえるように
様々な工夫を考えてみてくださいね!
初めから動画を用意して・・・なんてことはハードルが高いかもしれません。
そんな時は難しく考えず、まずは、写真やグラフを使うことから始めてみましょう!

お客様と商品・サービスのことを研究しよう!

今回は、ボディコピーの中で、お客様の『それは私に何をもたらすの?』という疑問に答えることについてご紹介しました。

お客様の疑問に正確に答えて、お客様に『なるほど!』と思ってもらえるようになるには、
あなたが提供している商品・サービスのこと、それを購入したいお客様のことを、しっかりと理解しておかなければなりません。

そのためには、商品やサービス、お客様のことを研究する気持ちが大切です。
常に頭の片隅にこの研究心を持っていれば、ふとした時に
『あっ!商品にはこんな効果もあるじゃん!』、『お客様はこんな風に変化を見せてもらいたいかも!?』
とインスピレーションも沸きやすくなるはずです!

 
Sponsored Link
Sponsored Link


HOME フレームワークって何? フレームワークを学ぶ意義は? 当サイト活用3つの戦略 プロフィール お問合せ