キャッチコピーの作り方の『型』について

キャッチコピーの作成:キャッチの7パターン

 

当サイトの他ページにて、キャッチコピーを作成するためのフレームワークである、
『ターゲットの絞り方』、『ターゲットの心理状態の把握の仕方』をご紹介しました。

ターゲットの人となり&気持ちを想定することが出来たなら、次はいよいよキャッチコピーの作成です!!

しかし、いざ作ろうとしても『あれっ?どうやって作ればいいんだ?』と分からなくなって足踏みしてしまいます。
でも、大丈夫です!

キャッチコピーの作り方には、『型』が何パターンかあるので、それを活用すれば、
コピーライティングの経験が少ないあなたや私でも簡単にキャッチコピーを作成することができるようになります。

今回は、そんなキャッチコピーの作り方をフレームワークをご紹介します!
ぜひ、あなたの使いやすい『型』を見つけてくださいね!

キャッチコピーの作り方には『型』がある!

先ほども述べたように、プロのコピーライターも「無」からキャッチコピーを作り出しているのではなく、
『型』を使ってキャッチコピーを作成し、いくつかの候補の中から最適なコピーを選んでいます。

では、そのキャッチコピーの『型』にはどんなものがあるかと言うと

1、お客様の感動

2、お客様の質問

3、お客様への提案

4、お客様への断言

5、お客様への限定

6、お客様への教育

7、お客様の未来

の7パターンがあります。
この「型」だけを聞いても、『分かったような・・・分からないような』という感じかもしれません。
では以下に、実際の例を示しながら、ご紹介していきます。
例を見てみれば、あなたにも『あ〜!このキャッチコピー見たことある!』と思ってもらえると思います。

※今回の例は、ケアマネジャー向けの『利用者のプラン満足度』を高める研修会の案内
という想定でキャッチコピーを作成しています。

1:お客様の感動

”お客様の感動”の『型』は・・・

『(○○すると)△△が出来ました!』

となります。
具体例は、

『”私の想いを分かってくれてありがとう” 私でも利用者が心から満足してくれるプランを作ることが出来ました!』

といった感じです。

 

お客様の感動は、お客様が実際に自分が体験した感動を情熱を込めて話されているような表現方法です。
お客様が話されているような表現であるがゆえに、読んでいる人の心に訴えかけやすくなるという特徴があります。

2:お客様の質問

”お客様の質問”の『型』は・・・

『(○○すると)△△が出来るって本当ですか!?』

となります。
具体例は、

『ケアマネジメント経験のない私でも、利用者のニーズをプランに盛り込んで、満足度の高いプランが作れるって本当ですか!?』

といった感じです。

お客様の質問では、商品の効果やベネフィットを理解したお客様が質問しているという表現になります。
自分と同じ立場の他のお客様の質問なので、
読んでいる人は『そうそう、私も同じようなことを聞きたいと思っていたのよ!質問自体に共感を覚えますし、
質問の答えも気になるので、続きを読んでしまいます。

ここで大切なことは、読み手の人の立場や気持ちを十分に理解した上で『お客様の質問』を作らないと、
共感の得られない質問になってしまい、続きを読んでもらうことが出来ないということです。

 

3:お客様への提案

”お客様への提案”の『型』は・・・

『(○○すると)△△が出来る方法があります!』

となります。
具体例は

『利用者ニーズに基づいた満足度の高いプランを作る方法があります!』

といった感じです。

お客様への提案では、お客様の困りごとを解決する手段や要求を満たす方法がありますよ!と提示します。
提示された困りごとや要求がお客様の心理状態に当てはまっているほど、続きを読んでもらいやすくなります

4:お客様への断言

”お客様への断言”の『型』は・・・

『(○○すると)△△になります!』

となります。
具体例は

『知識ゼロからのスタートでも、利用者満足度の高いプラン作成はできます!』

といった感じです。

お客様への断言では、あなたがお客様に対して商品やサービスを通じて、『こんな未来をお約束できます!』と宣言します
あなたが宣言する『未来の約束』にインパクトがあればあるほど、
お客様は『えっ!?それ本当なの?』と続きを読みたくなります。

キャッチコピー全てに言えることですが、ターゲットの絞りと心理状態の検討が十分でなければ、
お客様がどんな未来を約束して欲しいのかのアイデアが出てきません。
もし、キャッチコピーを作りながら、アイデアが出てこない場合には、
一歩前のステップに戻って、ターゲットについて検討する作業を深めてくださいね!

5:お客様の限定

”お客様の限定”の『型』は・・・

『○○したい△△のあなたへ』

となります。
具体的は

『利用者がプランに満足してくれない・・・プラン作成でお悩みのあなたへ』

といった感じです。

お客様の限定では、あなたがターゲットとしている人に振り向いてもらうために、具体的に呼びかけを行います。
呼びかけた条件に当てはまらない人は、この時点で文章を読むことから離脱してしまいますが、
呼びかけにドンピシャで当てはまった人は、『えっ!?まさに私のことじゃん!?』と目が止まり、
続きを読んでくれやすくなります。

戦略としては、全員に読んでもらおうとするのではなく、ターゲットにしたいコアな層を読者に絞り込むことで、
ボディ部分などでより狭めたターゲット似合わせた情報を提供することができるようになります

 

6:お客様への教育

”お客様への教育”の『型』は・・・

『○○するのに△△する必要はありません!』

となります。
具体例は、

『利用者のプラン満足度を高めるのに、アセスメントシートなんて必要ありません』

といった感じです。

お客様への教育では、キャッチコピーという短い文章ながらも、お客様にとって新しい情報を提供して、
えっ!?それってどういうこと?』と疑問を持ってもらい、文章の続きを読んでもらおうとします。

ここでのコピー作成の肝は、
いかにして、お客様にとって目新しい情や既成概念を打ち崩すような情報を打ち出していけるかということです。

既成概念を打ち崩すキャッチコピーとしては
『えっ!?まだアセスメントシートを活用して利用者プランを作ってるの?』などが例としてあげられます。

コピーを見たお客様が『ここには、私の知らない情報が載っているかも!?』と思ってもらうことができれば、
続きをを読んでもらうことができると思います!

7:お客様の未来

”お客様の未来”の『型』は・・・

『あなたは△△が出来るようになります!』

となります。
具体例は、

『本セミナー受講後からすぐ、利用者満足度の高いプランを作ることが出来ます!』

といった感じです。

お客様の未来では、商品やサービスを購入した後に、お客様に何が起こるのかを教えてあげます。
『お客様への断言』では、お客様に『あたなが約束できること』を書きましたが、
『お客様への未来』では、お客様の『未来がどう変わるのか』を書くようにしましょう!
ちょっと分かりにくいですが、
前者は『商品の効果』を、後者は『商品のベネフィット』をキャッチコピーに入れていくという点で違いがあるのです。

お客様が『えっ??そんな風になれるんだったら嬉しいし・・・興味あるんだけど!』と思ってもらって、
続きを読んでもらうのが、この手法にあたります。

あなたの得意な『型』を見つけよう!

今回は、キャッチコピー作成に活用できる7つの『型』をご紹介しました。
あなたも読んでいく中で『こういうキャッチコピー、読んだことある!』と思われたものが、いくつかあったかもしれません。

キャッチコピーを作成するときは、この『型』に当てはめながらアイデアを出していくと、
比較的簡単にフレーズが思いつきますよ!
そして、いくつか作っていると、あなたが得意なパターンも見つかると思います。

ちなみに、プロのコピーライターは、
『お客様の感動』が一番使いやすく、お客様にも見てもらいやすい』と言っていました。
私自身、キャッチを考えるなら『お客様の感動』が一番アイデアが出やすかったりします。

もし可能ならば、いくつかキャッチコピーのパターンを考えたら、
実際にターゲットに近い人に『どれが一番、目を引いて、続きを読みたくなるかな?』と聞き取り調査をしてみましょう!
医療・介護の業界ならコピーライティングのターゲット層は、
既存の顧客と重なる部分も大きいと思うので、リサーチもしやすいと思います!

当サイトの他ページでは、ここで作成したキャッチコピーに視覚的効果を付け加えていくフレームワークもご紹介しています。
もし、キャッチコピーをより魅力的にしたいと思ったら、そちらの方も見て頂けると嬉しいです!

 
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