ボディコピーにて実証を行うことについて

ボディコピーの作成:『なぜそれが私にも役の立つって言えるの?』に答える

 

当サイトの他ページにて、ボディコピーでは、お客さまが抱く質問である
『それって私に何をもたらしてくれるの?』という質問に答えるという考えをご紹介しました。

ボディコピーでお客様にお答えするべき質問はそれだけではありません。
その他にも3つの質問に答える必要があります。

今回はその1つである『これは私にも効果あるの?』という疑問に答えるフレームワークをご紹介します!

お客様はあなたの言うことを鵜呑みにしない

前回までの記事の中で、
キャッチコピーで『購入することでお客様にどんな未来が待っているか』というベネフィットを提示し、
ついでボディコピーの中で『お客様が得られる具体的な変化』についても説明しました。
※詳細は他ページのキャッチコピー・ボディコピーの作成を参照してください。

ここまで、あなたが頭に汗をかきながらアイデアを出して、
商品やサービスがお客様にどんな変化をもたらし、それがどんな未来に繋がっていくのかを
お客様に一生懸命説明しても、まだまだ不十分だと言えます。

なぜなら、お客様は商品やサービスについて知れば知るほど、ある疑問を持ってしまうからです。

それは・・・
『商品が魅力的なことはわかったけどさぁ、それって私にも効果があるって言えるの?』という疑問です。

お客様の立場になってみればよく分かりますが、
『商品が自分にとって本当に効果があると分かってから買いたい』と考えるのは妥当なことだと言えます。

いくらあなたが『この商品の効果はすごいんですよ〜!』と説明したところで
お客様はその事実を鵜呑みにはしてくれないのです。

そこで、ボディコピーの中で、お客様の『それって本当に効果あるの?』に答えていくために、
誰が使っても商品・サービスによって効果があるというロジック(=ロジック)を説明・実証していくことになります

具体的な実証の方法としては、

1、科学的なデータを活用する

2、国内外の研究報告を引用する

3、商品・サービス使用後の効果を検証する

などの方法をとることが望ましいと言えます。
なぜなら、データや引用元が信頼できればできるほど、客観性を担保することができるからです。
また、客観的な事実を積み上げて、効果がある理由を説明してもらったほうが、お客様も納得しやすくなります

とはいえ、論理ばかりを振りかざしても、お客様は読んでいて面白くないので、
客観的な事実は積み上げながらも、表現方法は簡単で噛み砕いた表現にした方が良いと思います!

 

ここまで読まれて、
『よし!それじゃ早速、客観的なデータや研究報告を集めてみるか!』と思われた方もいるかもしれませんが、
その一方で、『効果がある理由(ロジック)は説明できるんだけど・・・科学的な根拠を出せっていうのは難しいなぁ・・・』
と思われた方もいるかもしれません。

確かに、客観的なデータを集めること自体にもかなりの時間がかかりますし、
そもそもデータ化できない商品・サービスの『効果』もあるはずなので、
上記のやり方が出来ない場合も十分にあり得ると思います。

そんな時には、『3段論法』という手法を使って文章を組み立てて、
話のロジックを『より、もっともらしく見せる』テクニックがあります。
このテクニックを用いれば、客観的な事実を用意することが出来なくても、
お客様に納得してもらえる文章を書くことも可能となります。

では、さっそく以下に『3段論法』のやり方をご紹介しましょう!

こんなに簡単!3段論法の使い方

3段論法という文章構成をあなたは知っていますか?
私は、コピーライティングを学ぶまで文章術に関しては、まったく無知だったので
ライティングを学ぶまでは『ん?さんだんろんぽー??何のことですか?』という感じでした。

でも、3段論法自体は難しくなく、シンプルな文章術です。
その方法は・・・

1、A=B

2、B=C

3、ゆえに、A=Cなのです。

の順番で書いていくだけです。
書くコツとしては・・・
あなたの中に『A=C』とい主張はあらかじめあるはずなので、『A』と『C』はおのずと決まってくるはずです。
あとは、『A』と『C』とを結ぶ『B』には何と書けば、より説得力が増すかなぁ?とアイデアをいくつか出していくだけです。
「うう〜ん・・・」と難しく頭を悩ますよりは、『これは連想ゲームなんだ!』と思って
楽しみながらアイデアを出した方が良いと思います。

では、以下に3段論法の記載例を載せてみますね。
この例では、『訪問リハビリを卒業し通所リハビリに通う事は、あなたの生活をより豊かにする』
という主張が論理的であることを実証する意図があります。

つまり、ここでは
『A=訪問リハビリを卒業し通所リハビリに通う事』、
『C=あなたの生活をより豊かにする』とあらかじめ決まっているということです。

≪三段論法記載例:通所リハビリの利用の効果を説明したい≫

(A)
訪問リハビリを卒業し、通所リハビリでさらなる生活範囲の拡大を図ることは、

(B)
利用者さんが今まで1人で取り組んでこられたリハビリを他者との繋がりの中で、深めていくことになります。
例えば、運動を1つ例に取っても、他利用者が目標達成に向けて頑張っている姿を見て、
お互いに意見交換をする中で交流を深めていくことは、利用者の心身への刺激となります。

(C)
こうした背景から、今まで以上にモチベーションを高くして運動に励むことができるようになる方が多いのです。

(A=C)
つまり、訪問リハビリを卒業して、通所リハビリに通うことは、より活力に満ちた生活への第一歩となると言えるでしょう!

これが、3段論法の例になります。
三段論法では、『こうでしょ。そして、こうでしょ。だから、こうなんだよ!』と流れがスムーズなので、
A・B・Cの間のそれぞれの論理が弱くても、なんだか説得力のある文章に感じられてしまいます

私自身、この例を書きながら『なるほど?!通所リハビリって良いところなんだなぁ』と感心してしまいました。
これも、私の文章がうまいからではなく、3段論法の魔法だと思います(笑)

 

思い込みではなく、ロジックが正しいかを意識しよう!

今回は、お客様が抱く質問・疑問である
『それって、私にも効果があるの?』に答えるフレームワークについてご紹介しました。

医療・介護の世界では、業界誌や研究報告のレポートなどが手に入りやすいため、
サービスの効果を実証する客観的なデータが比較的集めやすい業界ではないかと思います。

『このデータ、素敵!』
『この研究結果を見せてあげれば、お客様に私たちのサービスのことをより分かってもらえるかも!』

といった具合に、いつもの専門職としての視点で業界誌や研究報告を見るのではなく、
コピーライティングやマーケティングに使える材料を探すつもりで見てみると、
それらの資料が今までと違った見え方がしてきて楽しいですよ!

また、今回ご紹介した商品やサービスの効果を実証するという視点は、
自分たちのサービスを客観的に見つめ直す機会になります。

あなたも私もマーケティングを学んできたわけではないと思うので、ついつい専門職としての立場から、
『自分たちのサービスはお客様にとって魅力があり、効果もあるはずだ』と思ってしまいます。
しかし、それは独りよがりな単なる自己満足でしかありません。

あなたがが提供するサービスをみて、実際に『魅力的であり効果がありそうだ』と言ってくれるのはお客様なのです。

そのために、お客様の立場に立って、
お客様が納得してくれるような商品やサービスに関する客観的なデータを集めたり、
自分たちの商品がちゃんと効果があることをロジカルに説明できる準備をしておくことが必要なのです。

あなたの出来る範囲から、この客観的なデータ集めとロジカルにサービスを説明する準備をしてみてくださいね!
そして、お客様の『それって私にも効果あるの?』という疑問を、『それって、私にも効果あるんだね!』に変えてあげて下さい!
意外なことかも知れませんが、お客様は『買う理由』を欲しています。
あなたが、商品・サービスがお客様にも効果がある理由を伝えてあげることは、お客様の購入を後押しすることなんですよ!

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