教えて!西野亮廣の頭の中

善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり

※このページは、【2018年4月1日】に西野亮廣さんのオンラインサロン(西野亮廣エンタメ研究所)内にて、
西野亮廣さんが投稿・発言された内容を一部修正図解を加えたものです。

 

 

今日、マネージャーの鮎川と呑んでいて、
鮎川から「梶原さん、めちゃイケの最終回スペシャルの収録で上手く前に出れなかったんですよねぇ…」と言われた。

 

梶原さんが上手く出れなかったのは、梶原さんのせいじゃないってどういうこと??

 

聞けば、その収録では、ジミー大西さんや、野性爆弾のくーちゃんが活躍したそうな。

 

なるほどなるほど、そういう座組みか。

 

僕がMCならラストパスは、そこ(ジミーさんや、くーちゃん)に出すし、視聴者も、それを期待している。

 

つまり、その座組みに梶原を放り込んだ時点で勝負があったわけだ。

 

 

鮎川には、孫子(孫武が書いた兵法書)の一文を伝えた。
『善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり』

 

「戦い上手」と言われている人は、勝ちやすい機会をとらえて勝っている人……
もっと言うと、すでに負けている敵に勝っている人、という意味だ。

 

明石家さんまは、IPPONグランプリに出ないし、
松本人志は、もう作品を作らない。

 

つまり、彼らが勝っている理由は、そもそも勝ち戦しかしていないからに他ならない。

 

「爪痕を残す」というスタンスで仕事をしていない……と鮎川に伝えた。

 

仕事で爪痕を残そうとしちゃダメってどういうこと??

 

そこから、話は更に深堀りした。

 

鮎川に話したのは、以下のとおり。

 

たとえば僕が王(その場の支配者)なら、「爪痕を残す」というスタンスを美徳とすると思う。そのスタンスで戦場に来てくれる人(挑戦する人)が増えれば増えるほど、僕の時代が長く続くので。
テレビ業界で大御所やその取り巻きのスタッフが作り出したマインドが、まさにそれだね。

 

梶原を勝たせたいのなら、「爪痕を残す」というスタンスで戦場に放り込んではダメで
梶原が120%勝てる戦場に放り込んで、その上で梶原が戦っているように見せるのが、上手なマネージメントだと思うよ

 


 

これは、芸能に限った話ではなくて、すべてのビジネスに言えることだと思う。

 

 


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