無駄なことなんて一つもなくて、無駄なことがあるとするのであれば、それは自分自身が無駄にしてしまっただけの話。
※このページは、【2018年4月10日】に西野亮廣さんのオンラインサロン(西野亮廣エンタメ研究所)内にて、
西野亮廣さんが投稿・発言された内容を一部修正し図解を加えたものです。
西野亮廣さんが、最近、味わった挫折って??
レターポットでのお悩み(ビジネス)相談については、
相手が『レター』というコスト(有限の文字)を僕に払ってくれているのが分かるので、
なるべくお答えするよくにしています(「なるべく」ですよ)。
そんな中、昨日、「やる気に満ち溢れている中、企画が頓挫した。ツライっす」という相談を受けて、
自分もあるなぁと思ったわけです。
最近だと、2017末にあった『エクソダス事件』
『しるし書店』の次に仕掛けようとしていたのが『おとぎ出版』で、
いつでも幻冬舎や家入さんと一緒にやれるスタンバイをしていたので、
あれに関しては、「腹が立った」というよりも、「え?僕たち一緒に走るんじゃなかったの?」という寂しさの方が勝っちゃった。
ただ、まぁ、いつまでも凹んでいるわけにはいかないので、
その夜には「自分でクラウドファンディングを作る」ということを決めた。
つまるところ、CAMPFIREとの決別だ。
5年前から、とにかくCAMPFIREの宣伝を続けてきて(たぶん一番貢献したと思う)、
これからも家入さんを勝たせようと思っていたけど、あの一件で、それが叶わなくなった。
ただ、今思うと…
あんなことでもない限り、一介のタレントが「クラウドファンディングを作ろう」なんて思わないわけで、
自分の人生においては、かなりプラスに働いた。
挫折にしたら、それに凹んだりしないの??
このオンラインサロンに入っている人はもうそろそろ僕の性格を把握されているかもしれないけれど、
「クラウドファンディングをやるなら、もちろんトップをとりにいく」
というのが僕でして、そこから逆算して、「1年でCAMPFIREを超えるには…」と考えて、
『吉本興業×クラウドファンディング』という答えに行き着いた。
すぐさま吉本興業社長に直談判をして、吉本芸人のクラウドファンディングを解禁してもらった。
あの事件の翌朝の話だ。
「クラウドファンディング上で芸人が仕事を取りに行って、
その手数料をクラウドファンディングを運営する吉本興業に入れる」という流れは、
これまでの芸能事務所のあり方を、そして芸能の歴史を大きく大きく変える出来事だと思う。
絶対NGとされていた所属タレントの闇営業(直営業)をオンライン上でオッケーにするのだから。
それもこれも、あそこで企画が頓挫したから生まれたわけだ。
無駄なことなんて一つもなくて、無駄なことがあるとするのであれば、それは自分自身が無駄にしてしまっただけの話。
失敗も料理すれば、ご馳走になる。
チャップリンの言葉が好きです。
『Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.』
(人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ)
※西野亮廣さんのオンラインサロン(西野亮廣エンタメ研究所)への入会はこちらから!
無駄なことなんて一つもなくて、無駄なことがあるとするのであれば、それは自分自身が無駄にしてしまっただけの話。 関連ページ
- 次の時代の才能は、芸能事務所に入ることを選ばない
- give&takeはコスパが悪い
- 目の前にいる人を喜ばせた方が、今の時代は、よっぽどコスパがいい
- きっと10年後には、もう僕は古くなっている。
- 答えは「最後まで見えない方に賭ける」の1択。
- 見返りを求めずに与えた方がコスパがいいよね
- 『信用度』は“魂”で、物質でもないし、泥棒にもハッカーにも盗むことができない。
- 誤解は背負って、その都度、何百回も何千回も説明をして、やっぱり困っている人を助けたい
- それら全ては“試食コーナー”
- 素人の内輪ノリが見えた瞬間に、お客さんは確実に離れる。
- メリットのない可能性は考えるだけ時間の無駄。
- 「やりません」と言える環境を作っておくことは、とっても大切だ。
- エンターテイメントは「気配り」だ。
- 個人で責任がとれない挑戦は「挑戦」とは呼ばない。
- フリーペーパー化していく未来を受け止める
- 西野亮廣のさんが絵本展で残念に思ったポイントって何??
- 「デザイン」は、ビジュアルだけじゃなくて、人の心理や、人の動きまで見越して、先回りしなくちゃいけない。
- コンテンツが無料になる未来を受け入れて、その上で生きていく方法を探った方がいい
- 「虚像」が崩れたのに、まだ「虚像」をやろうとしている
- 出版の未来は、インテリア需要
- たぶん、僕は、ラオスに学校を建てることになると思う。
- 今の時間割りで生きていると、極端に面白いモノなんて生めない
- 僕らがモラルに訴えかけて問題を解決できる生き物なら、一番最初に戦争が無くなっている。
- 聞き出したくなるほど面白い活動をしているタレントなんて、ほとんどいない。
- 善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり
- これからの時代を生きる人は、これまで数値化されなかった価値を無視しちゃダメ
- 自分が世界で一番最初に思いつく」なんて、ありえない。
- 主役を観に来させるのではなく、そこに参加する人達を主役化する
- イベントの準備をせっかく頑張ったのに、信用を失うことはするな!
- 僕らはまず『報酬』と『給料』を分けて考えた方がいい。
- 『お客さん目線を持ち合わせていない』というのは、『自分を俯瞰で見れていない』ということだ。