潜在意識と顕在意識

メッセージは”頭”より”心”に届ける

 

あなたが届けたいメッセージがあるのならば、 メッセージを届けたい相手の”頭”よりも”心”に届けなければなりません。

なぜなら、人は、感情の生き物であり、論理で納得したことよりも 心で「なんとなく」感じたことの方が優先するからです。

この考え方自体は、あなたも聞いたことがあるかもしれません。

ここでは、相手の心にメッセージを届けるために知っておくべき前提知識を紹介します。 この前提知識を理解しておくことで、 他のページで紹介しているテクニックをより有効に活用することが出来るようになるでしょう。

あなたの意識は2種類あるに分けられる

実は、意識には2種類あることを知っていますか?

それは・・・ @顕在意識(普段、私たちが自覚している意識) A潜在意識(普段、私たちが自覚していない意識。無意識)  の2つです。

※ 一般的にも、顕在意識や潜在意識という用語が用いられることが多いですが、 潜在意識は、心理学を超越して、自己啓発やスピリチュアルな分野でも用いられる用語になっており、 潜在意識の解説や役割の説明は多岐にわたるため、混乱をもたらしやすい用語と言えます。 このページでは、あくまで潜在意識=「普段、自覚していない意識」の定義にとどめます。

「意識に2つも種類があるの?意識は1つだけじゃないの?」 と疑問に思われる方もおられるかもしれません。 実は、私たちの自覚している顕在意識が全意識の中で占める割合は・・・

図にもあるように、顕在意識は全体の3〜10%しか担当していません。 逆に潜在意識は全体の90〜97%にもおよび、私たちの行動に影響を及ぼしています。 ともすれば、重要度で言えば、普段自覚していない潜在意識の方が大切であるということです。

私たちは普段の生活で様々な情報を意識に取り込んでいますが、 この時、顕在意識・潜在意識ともに情報を取り込んでいます。

私たちは「あっ!こんな情報が入ってきた。」「おっ!こんな情報を認識した!」と自覚していますが、 情報を受け取ったと自覚しているのは、顕在意識のフィルターを通じて受け取った 情報全体の3〜10%だけということです。

情報全体の90〜97%は、潜在意識のフィルターを通るので、自覚することもなく私たちに取り込まれます。

自覚の有無に関わらず、取り込んだ全ての情報を吸収して私たちは 物事を考え、判断し、行動を行っているのです。

たとえば、「私はあなたの味方です!」と言ってセールスをしてくる人がいたとします。 しかし、あなたは「言ってることは納得できるけど、なんだか、信頼できないなぁ・・・。」 と感じているとします。

このとき、何が起こっているかと言うと、 あなたが自覚できる顕在意識のフィルターでは、相手の言動などの情報を受け取った結果 「この人は信用できる人だ」と判断しています。

しかし、 あなたが自覚できない潜在意識のフィルターでは、自分でも自覚できないほどの些細な情報もすべてを受け取り 「この人は信頼できない人だ」と判断します。 ※些細な情報・・・顔の筋肉の緊張具合、呼吸のパターン、姿勢の変化、声のトーン、瞳孔の開き方etc・・・

このように顕在意識と潜在意識の食い違いが起こった時、 「頭では理解できているんだけどなんとなく、しっくりこない」という解釈になってしまいます。

逆に顕在意識でNGだけど潜在意識ではOKを出した場合は、 頭ではダメだって分かっているんだけどなんとなく、良いと思えちゃう』という解釈になります。

ここに今回のテーマでもある 「メッセージは”頭”ではなく”心”に届ける」のヒントがあります。

つまり・・・ 「メッセージは”顕在意識”ではなく”潜在意識”に届ける」と言い換えることが出来るのです!

極論を言えば、自覚される顕在意識にどんなメッセージが届いても関係ありません。 潜在意識にちゃんとメッセージが届けば、そちらのメッセージを大切に受け取ってもらえるのです。

「では、具体的にどうやって相手の潜在意識にメッセージを届ければ良いの?」 とあなたは疑問に思うかもしれません。

当ポータルサイトではその答えとなるテクニックを数多く紹介しています。 気になる方は、テクニックのページを参照にしてください。

また、しっかり理論を理解した上でテクニックを学びたい方は、別ページで紹介している コミュニケーションを行う上での前提知識も合わせてお読みください。 特に、本ページと「心への通路:変性意識状態とは何か」のページは密接に関連しているので 参照していただければ良いと思います!

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