視覚優位とは何か

あなたの優位感覚は何か?:視覚優位

人が情報を知覚する際に、
人それぞれに得意とする感覚があります。

その得意とする感覚を『優位感覚』と呼びます。

優位感覚には、

視覚情報の処理を得意とする『視覚優位』
聴覚情報の処理を得意とする『聴覚優位』
身体感覚情報の処理を得意とする『身体感覚優位』

の3種類があります。

今回は、その中でも『視覚優位』について説明します。

視覚優位な人が得意とする表現方法は何でしょうか?
視覚優位な人には、どんな伝え方をすれば伝わりやすいのでしょうか?
あなたの身近な人で、視覚優位な人はいるでしょうか?

そういったことを考えながら、読んで頂けると知識の習得もグッと早まるでしょう!

視覚優位な人の特徴

まずは、視覚優位な人の特徴について説明しましょう。

視覚優位な人は、目の前に映像があるかのように表現します。
頭の中に絵やイメージが沸いてきて、それを言葉に翻訳して話している感覚です。

そのため、実際に話をながら、図解をしたり説明することも多いです。

私自身、視覚優位な人間なのですが、
何かを説明する時に、無性に図解したくなります。
図解することで、言葉の曖昧さを図や絵で補いたい衝動に駆られるのです。

私が仕事していて感じるのでは、
頭の中に絵や図が浮かぶ視覚優位な人は
プレゼン資料などを作らせると、
視覚情報に訴えかけるキレイな資料を作るのを得意としているなということです。

これは、頭の中の絵やイメージを言語化することなく
そのまま資料にすればいいだけなので、
彼らからすれば、簡単にできてしまうのだと思います。

視覚優位な人がよく用いる表現として、

視覚的な表現を好んで用いる
・見える、描く、ひらめく

・明るい/暗い

・注目して

・見通し

・「最近、読んだ本に書いてあったんだけど、〇〇なんだって!」

などの言葉を使うことが多いです。
言葉だけでなく、目の前のイメージを表現するためにジェスチャーを用いることも
あるかもしれません。

その他には・・・
視覚優位な人は、先ほど述べたように、
頭の中の絵やイメージを言語に翻訳しながら話すので、
情報量が多くなり、それを伝えようとするために
早口になりやすいのも特徴です。

さらに言えば、
会話は早口なだけでなく、声のトーンは高めです。
早口で話すため、呼吸リズムも浅いことも多いです。

 

視覚優位な人と話す時は

あなたが話している人が視覚優位だと分かったら、
視覚優位な人の特徴を逆に利用して
コミュニケーションを図るのがいいでしょう。

つまり、絵やイメージを図解しながら説明してあげたり
相手の人が頭の中でイメージを作りやすいように
視覚情報をたくさん盛り込んで話をしてあげるのです。

たとえば、
「来週の記念日のディナーはガヤガヤしてない、静かで落ちついた所で食事したいな」
と伝えるのではなく、

「来週の記念日のディナーはお客さんの人数が少ない店で、ちょっと薄暗いけど
キャンドルがキレイに灯ってて、二人の会話を楽しめるようなお店が良いな」

と言った方が、視覚優位な人にはイメージしやすく店探しもしやすくなるでしょう。

 

このように視覚優位な人は、人と会話する時、
会話の内容を頭の中で絵を描きながら聞いています。

そのため、あなたのペースで一気に話してしまうと
頭の中でイメージが作り切れず、混乱したり
「あなたの話についていけない」と感じたりすることもあります。

なので、時々立ちどまって
「ここまでの話はイメージ出来てる?」
と確認してあげて、実際に相手がどんなイメージを作っているのかを把握すると
ミスコミュニケーションを防ぐことができるようになるでしょう。

今回は、優位感覚の中で「視覚優位」について説明しました。
一般には、視覚優位な人が多いと言われています。
あなたに当てはまる特徴はあったでしょうか?

あなたの身近な人で
ここで紹介した視覚優位の特徴に当てはまる人がいたら、
その人にとって、伝わりやすい説明の仕方を研究すれば、
その他の視覚優位な人にも応用できるスキルを身に付けることが出来るでしょう!

当サイトで知識やフレームワークを吸収し、
実践を通じてあなたの技術としてスキルを身に付けてくださいね!

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