話すキッカケとなる話題の9パターンについて

会話のキッカケが見つからない!?そんな時は『確かに、君ドケチ!』で乗り切ろう!!

 

あなたは、慣れない場所や慣れない人と話すことに自信はありますか?

私を含めたいていの人は、『自信があるかだって!?あるわけないじゃん』の派閥に属しているはずです。
(自信ある人には今回の記事は役に立たないと思います!)

どんな人とでもすぐに仲良くなれて、お話できる人を見ていると、
『私がモジモジしてる間に、何人の友達が出来てるわけ!?羨ましーっ!!』
と神様がその人に与えた才能に私は嫉妬してしまいます(泣)

しかし、医療・介護の業界で働く私たちは、常に人と向き合ってサービスを提供する仕事であり、
人とのコミュニケーションを避けては通れません。

私自身はコミュニケーションがそれほど上手いわけではないけれど、決して口下手というわけではありません。
初対面の人や慣れない場所でも、いつも通り話すことができたら良いのですが、
何を話して良いのか分からず、無口になってしまうのです。

でも結果として、みんなからは『あの子って、無口であんまり喋らないよね』というキャラに見られてしまいます。

心の中では、
『違うの!私も話せば普通に話すの!待って、行かないで!置いていかないでーーっ(号泣)』状態になっています。

 

世の中のビジネス書には、
『話そう話そうと力まないで良いんだよ。むしろ、相手の話を聞いてあげたほうが、信頼関係は作れるよ』
という意見が主流を占めています。

しかし、『どんな話題で会話をするか』、つまり会話の始まりとなる『ネタ振り』が出来ないので、
そもそも会話が始まらず、相手の話を聞いてあげるチャンスすら生まれてきません。

私は、『会話のキッカケさえあれば、話し出せるのに!』と思って、なにか良い方法がないかを探しました。
その結果、今回ご紹介する『会話のキッカケになるネタ振り』に関するフレームワークに行き着きました。

このフレームワークを使うことで、
私は以前よりも、人との会話を始めるキッカケとなる話題を持つことができるようになりました!
あなたが私と似たような悩みを持っているなら、このフレームワークはあなたの役に立ってくれるはずですよ!

会話のネタが浮かばない時の呪文!『確かに君どケチ!』

会話のキッカケとなるネタ振りが出来ないのは、
そもそも『どんなことを話そうか』と事前に準備出来ていないのが原因です。

逆に、テレビで芸能人が面白い話をスラスラ出来るのは、事前にどんなことを話すかを用意しているからなのです。
(お笑い芸人さんの中には、あえて事前に何も考えずに本番に臨む方もいますが、
それでもいざ話す内容は今までに何十回と人に話してきて、磨き上げたネタを披露しているだけです。)

そこで、『会話のキッカケが作れないのなら、私たちも事前に準備しておきましょう!』
というのが今回のフレームワークの根本的な考えになります。

これだけ聞くと、『なんだ、そんなもんか!大したことない』とあなたは、思うかもしれません。
確かにフレームワークの根本となる考え方は大したことありませんが、
大切なのは、この考え方をあなたが日常生活で実践していけることだと思います。

では、以下に『会話に困らなくなるネタ振り』のフレームワークの実際をご紹介しましょう!

ネタ振りのカテゴリーをいくつか持とう!

『事前にネタを用意しておきましょう』と言われても、ネタを一つ用意したらOKという訳ではありません。
一つのネタ振りしか出来ないと、『あの人いつも同じこと話してる』と思われてしまいます。

また、人によって会話の中身を変えたほうが良い場合もあるので、ネタ振りが一つのしかないのは心もとないです。

そこで、ネタ振りが出来るカテゴリーをいくつか用意しましょう!
自分の頭の中にカテゴリーをいくつか用意しておいて、各カテゴリに一つずつで良いので、ネタを用意しておくのです!
(そして、カテゴリーごとに用意したネタは、適宜更新していきましょう。)

例えば、カテゴリーの例として『天気』や『ニュース』などは、あなたも普段のネタ振りによく使うカテゴリーだと思います。

『やばっ!会話の糸口がないっ!』という時に、天気のカテゴリーから、
『昨日のゲリラ豪雨はビックリしましたねー!』
というネタを取り出して、話し出すキッカケを作った経験があなたにもあるのではないでしょうか?

 

また、あなたもこれらのカテゴリーのネタは適宜更新していることだと思います。
『いやー、それにしても35年前は、えらい雨でしたねぇ』なんていつまでも同じ話はしないですもんね!?

 

このように、頭の中にいくつかネタのカテゴリーを用意しておいて、話す相手に応じてカテゴリーを変えていけば、
柔軟に話すキッカケ作りが出来るようになります。

でも、あなたが用意できるカテゴリー自体が少なかったら、そもそも会話が続きませんよね!?
天気の話で1〜2分盛り上がっても、この後『シーーーーン』という沈黙が流れたら、逆に気まずいですよね(笑)

そのため、どんな人とも共通して話せるカテゴリーをたくさん用意しておくのが、よい戦略であると言えます!
ここでは、あなたが持っておくべきネタ振りのカテゴリーを9つご紹介したいと思います!

ちなみに、9つあるカテゴリーの頭文字を繋ぎ合わせると、『たしかにきみどけち(確かに、君どケチ!)』になります。
話のネタ振りに困ったら『確かに、君どケチ!』と思い出して、次のカテゴリー、次のネタ振りをしていきましょう!

 

では、以下に一つずつ説明しますね!

「た」

『た』とは『旅』のカテゴリーの頭文字です。

『旅』なんていうと、大げさな感じがしますが、別に立派な旅行でなくても、あなたが最近お出かけした話でOKです!

『いやー、先日家族とお出かけしてきたんですけどね・・・』

みたいな感じで話し始めると良いでしょう。

「し」

『し』とは『仕事』のカテゴリーの頭文字です。

あなたが仕事で経験した話をしてみましょう!
あなたが従事している医療・介護業界は人を相手にサービスを提供する仕事なので、
結構、話のネタには困らないかもしれません。

『こんな面白い仕事をした』

『変わったお客様に振り回された』

『お客様との感動するエピソードがあった』

などなど、仕事をしながらあなたのネタを探してみてくさいね!

「か」

『か』とは『家族』のカテゴリーの頭文字です。

あなたの家族に関する話題をしてみましょう!
私は、このカテゴリーの話題が豊富にあります。
子供の話や嫁さんの話をやや脚色しながら、面白く話すことを意識しています。

『ちょっと、聞いてくださいよ!昨日、嫁がね・・・』

のように話をしています。

嫁さんの話を脚色して毎回を話していると、先日、利用者さんに『おたくは鬼嫁やから苦労するねぇ』と言われました。
実際の嫁さんは優しいのですが、ネタとして話しすぎて、嫁さんのことを勘違いされたようです。
(嫁さん、ゴメンやで・・・汗)

「に」

『に』とは『ニュース』のカテゴリーの頭文字です。

最近の時事ネタや相手が喜びそうなニュースを仕入れておいて話をします。
私は関西に住んでいるのですが、関西では猛烈な阪神ファンが多いです。
そのため、私は阪神好きな利用者さんの訪問リハビリに行く際には、阪神タイガースのネタを仕入れていくようにしています。

もちろん、『ニュース』は社会的なネタだけでなくても構いません!
あなた個人やあなたの周囲の人に起こった嬉しいニュースもこのカテゴリーに入ります!

『あなたが最近体験した嬉しかったこと』を話すだけでも、話題としては十分な話し始めるキッカケになりますよ!

「き」

『き』とは『気候』のカテゴリーの頭文字です。

季節を感じる話や最近の天気模様などがネタになるでしょう。
私の経験では、『気候』ネタは話のキッカケとしては最も使いやすい割に、
その後盛り上がりに欠けることが多いので、あまりお勧めはできません

実際に、私もよほど『気候』に関する時事ネタ(台風が来た、雪が降った)がない限りは、
『気候』以外のカテゴリーからネタを探すようにしています。

逆にあなたも、初対面の人が急に『いやー、最近はめっきり寒くなってきましたねぇ』なんて話題をふってきたら、

『あらっ!私と無理やり話そうと頑張ってくれてる!?なんだかゴメンなさいね・・・』的な心境になってしまいませんか?

 

あなたが相手の方にそんな思いをさせないように、
不用必要に『気候』の話ばかりに頼るのはやめて、もっと盛り上がりやすそうな話題を探してみましょう!

「み」

『み』とは『耳寄り情報』のカテゴリーの頭文字です。

先ほど紹介したニュースと似ていますが、ここではより相手の方にメリットとなるであろう話をすることを意識します。

私が利用者さんや家族さんと話す時の例を挙げれば、

『脱水状態になっているか自分で確かめる方法があるのを知ってますか?そはね・・・』

『経口補水液って自宅でも作れるんですよ!やり方はね・・・』

といった感じです。

別に医療・介護に関する話でなくても、あなたが得意な分野で人の役に立ちそうな情報はすべて『耳より情報』になります!
あなたが得意な分野の中で相手の役に立ちそうな情報はあるでしょうか?
それがあれば、どんどん教えてあげましょう!

「ど」

『ど』とは『道楽』のカテゴリーの頭文字です。

『道楽』とは、あなたの好きな事・楽しかったこと・余暇・趣味などの活動を指します。
人によっては、食べる事も道楽かもしれませんね!
なんにせよ、あなたが『好きな事』はなんでもこのカテゴリーに入ります。

『私、甘いものには目がないんですよ!中でも一番好きなスイーツは、プリンなんです!』

のような感じで話し始めると良いでしょう。

「け」

『け』とは『健康』のカテゴリーの頭文字です。

医療・介護従事者としてサービスを提供する人は、なんらかの健康上の不安などを持っている方が多いと思います。
その方にとって、有益な医療・介護の知識を話してあげましょう!

医療・介護と関係のない人との会話なら、『健康』から派生して『美容』の話をしても良いかもしれません。
私は筋トレが好きなので、効果的な筋トレ方法やダイエット方法の話題は得意です。
相手がダイエットに興味がありそうだと分かると、『ダイエットに向いてる筋トレと向いてない筋トレがあるんですよー!』
みたいな感じで話したりします。
(興味があるか分からないうちにダイエットの指導は禁物です(笑))

 

「ち」

最後の『ち』とは『知人』のカテゴリーの頭文字です。

あなたの知人に関して、

『こんな変わった人がいるんですよ!』、『友人がこんな面白い経験をしましてね!』

など話をすると良いでしょう!

テレビでお笑い芸人さんを見ていると、このカテゴリーを頻繁に使っていることに気が付きます。
『僕後輩に、〇〇って奴がいるんですけどね。そいつが・・・』
といったネタ振りを芸人さんがするのをあなたも見たことがあるでしょう。

芸人さんは面白く話をするのがお仕事ですが、そんな彼らも面白いことが日常茶飯事ではありません。
そのため、自分自身の経験では話のネタが尽きてしまうのです。
そのため、知人が経験した面白い話を頻繁に使っているというわけです。

あなたの身のまわりに、面白い知人はいますか?面白い経験をした知人はいますか?
そんな人が見つかったら、『知人』のカテゴリーにその人のネタを入れておきましょう!

9つのカテゴリー×喜怒哀楽=36パターン!?

今回は、会話の始まりのキッカケ作りとして『どんなネタ振りをするか』に関するフレームワークをご紹介しました。

今回のフレームワークを復習すると

1、事前に人に話せるネタをいくつか用意しておこう!

2、ネタのカテゴリーには大きく分けて9つある

3、カテゴリーは『旅』、『仕事』、『家族』、『ニュース』、『気候』、『耳寄り情報』、『道楽』、『健康』、『知人』の9つ

4、カテゴリーを忘れたら「確かに、君ドケチ!」で思い出そう!

となります。ここまでの理解はOKでしょうか?

このように、あらかじめ9つのカテゴリーを用意しておくことで、少しは話しやすくなると思いますが、
それでも『具体的にどんな話(ネタ)を用意したらいいのか分からない』という場合もあるかもしれません。

ネタを用意するのにはポイントやコツがあります。それを以下でご紹介しましょう!

ネタを用意するポイントは、あなたの感情にある!!

ネタを用意するポイント(コツ)としては、各カテゴリーにあなたの『喜怒哀楽』エピソードを用意することです。

例えば、『気候』のカテゴリーでネタを用意するなら・・・

(喜)今日はいい天気だから布団を干すには絶好の日ですね!干した布団っていい匂いしません?

(怒)昨日、天気予報で晴れって言ってたのに、急に雨が降り出してきて、ずぶ濡れになりました!全然信用できないですよ!(怒)

(哀)寒くなってくると布団から出るのが嫌になりますよね!今日も僕は嫁さんにたたき起こされましたよ(泣)

(楽)桜が公園で咲いているのを見ました!いよいよお花見の季節ですね!私は花より『何食べようかなぁ』ばっかり考えてます(笑)

といった感じで『カテゴリー』に『喜怒哀楽』を絡めたエピソードを用意するのです。

やろうと思えば、『9つのカテゴリー』×『喜怒哀楽』=36種類のネタを用意することもできます。
でも、あなたも私もそこまで用意する必要はありません。
ネタを事前に用意しておくというよりも、『何かがあなたの感情を動かした』エピソードを覚えておく方が実際的だと思います。

また、話を聞く立場になってもみても、あなたの感情を絡めたエピソードの方が聞いていて面白く感じてもらえます。

『最近は、35℃を超える猛暑日が続きますね!』と事実だけを伝えるネタ振りより、

『最近は、35℃を超える猛暑日が続きますね!最近、アイスクリームを食べるのが楽しみなんですよ!(笑)』

のように感情を絡めたエピソードの方が、その後にリアクションしやすく、会話の流れが作りやすくなりますよね!?

今回の記事で何度か芸能人やお笑い芸人さんの話を取り上げましたが、
彼らがテレビで話しているのを見ていると、とっても勉強になります。
彼らがどんなカテゴリーから話題を出してきているのか、
カテゴリーに『喜怒哀楽』のどの感情を絡める事で話を面白くしているのかを観察すると、新しい発見があります。

あなたが興味を持ったならば、ぜひ次にお笑い芸人さんのフリートークをする様子を観察してみて下さいね!

『確かに、君ドケチ!』の最大の弱点とは!?

最後に、今回のフレームワーク最大の弱点をあなたに伝えておこうと思います!

それは、話している時に

『あっ!話の流れが切れちゃった!次の話題を出さないと・・・』

『そうそう、こんな時は”確かに、君ドケチ”のフレームワークを使うんだったよね!』

『うーーーーーんと・・・。『た』って何だったけ!?ヤバッ『し』も何だったか思い出せない!?』

のようになることです。

『確かに、君ドケチ!』を覚えても、何の頭文字だったか思い出せないと、そもそもフレームワークとして機能しないのです!
この対処法はシンプルに、これらのカテゴリーを普段から使っていくことに尽きます。
普段は使わず、困った時だけ思い出そうとしてもフレームワークは応えてくれないのです。

なので、これから「人前で話す」・「あまり関係性の出来てない人と話す」時に備えて、
今のうちから『私だったら、それぞれのカテゴリーでどんなネタを用意できるかなぁ?』と考えてみてくださいね!

今回ご紹介したフレームワークが、あなたが新しい会話を始めるときの役に立ってくれれば嬉しく思います!

 
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